犬と猫のペット保険|いぬとねこの保険

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パピヨンの保険 | 性格や寿命は?飼い方や注意すべき病気も紹介

フランス原産のパピヨンは、左右に広がる大きな耳が蝶(フランス語でpapillon)の羽を連想させることから名付けられました。優美な姿が特徴で、性格やお手入れなどの点から飼いやすい人気の犬種です。比較的寿命が長く、より多くの時間を共に過ごせる理想的な愛玩犬といえるでしょう。そこで今回は、パピヨンをより長く大事に育てるために、パピヨンの特徴やかかりやすい病気・ケガなどを解説します。今後発生しうる医療費を考慮し、ニーズにあったペット保険を選びましょう。

パピヨン

パピヨンの特徴と魅力

パピヨン

パピヨンの性格はあまえん坊?

ベネッセコーポレーションの愛犬と飼い主のための生活総合メディア「いぬのきもち」が、パピヨンの飼い主を対象にしたアンケートをおこなったところ、「愛犬の性格は?」という問いに対して56.1%の人が甘えん坊と答えています(出典:[いぬのきもちweb]犬の日企画 犬の好きなところアンケート調査2020年7月実施)。飼い主に甘えてくる愛嬌たっぷりの姿はたまりません。

また、「飼い主にかまってほしい」「注目されたい」という気質が強く、1人にされるのを好まない性格なので、お留守番が苦手な犬種といえます。

一方、飼い主以外の人に対しては、警戒心が強く打ち解けるまでに時間がかかることも珍しくありません。

サイズ・体重などの身体的特徴

パピヨンの体型は、体高が28cm以下、体長は体高よりも少し長く、体重は2〜4kg程度が理想とされています。絹のように滑らかな長い被毛が特徴で、耳と尾には特に長い飾り毛があります。足が細く被毛が長い、優美で気品のある姿が特徴的です。

パピヨンの被毛・毛色

犬の被毛は、春と秋の年に2回被毛が生え変わる換毛期がある「ダブルコート」、換毛期がない「シングルコート」に分けられます。シングルコートのパピヨンはダブルコートの犬種に比べると抜け毛は少ないです。ただ人間の髪の毛と同じく通常の生え変わりはあるため、抜け毛が全くないわけではありません。

代表的な毛色は大きく2つのタイプに分かれます。3つの色が入ったトライカラーと、2色だけのパーティーカラーです。どちらの毛色においてもおでこに「ブレーズ」と呼ばれる白い模様があり、左右対称になっています。

パピヨンの歴史や起源

パピヨンの歴史は、1500年以上前まで遡ります。また、起源はいくつかの諸説があり、約1500年前に描かれた絵画や肖像画には現在のパピヨンと酷似した小型愛玩犬が登場することから、16世紀にはすでに上流階級の愛玩犬として確固たる地位を築いていたと考えられています。

またパピヨンは、ヨーロッパで「トイスパニエル」と呼ばれていた小型愛玩犬の子孫にあたります。イタリアのボローニャ地方で繁殖され、フランスを中心とするヨーロッパの貴族階級の貴婦人たちに人気の犬でした。フランスのマリー・アントワネット王妃は、処刑される直前まで愛犬のパピヨンを傍に置いたと伝えられています。

現在では、パピチワ(パピヨン×チワワ)、マルパピ(マルチーズ×パピヨン)と呼ばれるミックス犬も知られています。

パピヨンが人気な理由

パピヨン


パピヨンは穏やかな性格です。比較的静かなので近所迷惑になりにくい点や、抜け毛が少なくお手入れしやすい点が人気といえるでしょう。また、寒さや暑さなどの環境適応能力に優れており、他の犬種に比べ、体調を崩しにくく飼いやすいため人気があります。

パピヨンの飼い方のコツとお手入れについて

穏やかな性格や、比較的お手入れが簡単なことなどから、飼いやすい犬として人気の高いパピヨン。ここでは飼い方のコツと日頃のお手入れについて、ブラッシング、歯磨き、散歩の3つの観点から紹介していきます。

ブラッシングについて

パピヨンの皮膚を健康的に保つ最大のカギがブラッシングです。週に2〜3回、コーム(くし)とピンブラシの併用がおすすめです。コームで全体の毛並みを整え、その後ピンブラシでやさしく撫でるように仕上げます。

歯磨きについて

パピヨンはあごが小さいため、少しの虫歯でもすぐ全体に広がってしまいます。そのため、歯磨きは毎日してあげるのが最適です。また、歯垢や歯石がつくと口臭や歯周病の原因になるので、市販の歯磨き用スプレーなどでこまめにケアしてあげましょう。

散歩について

パピヨンの散歩の目安は1日2回、1回につき30分程度がおすすめです。距離にすると1日1〜2km程度です。小型犬は短い散歩で満足すると思われがちですが、体力があり運動を好むパピヨンはしっかり歩かせてあげるのがポイントです。

パピヨンの寿命

日本のパピヨンの平均寿命は13〜16歳、人間に例えると73〜80歳程度です。もともと長生きしやすい犬種といわれており、獣医療の発達や健康診断の普及などによって、さらに寿命が延びることが期待されています。

パピヨンのかかりやすい病気・ケガ

パピヨン


パピヨンは、以下のような病気にかかりやすいといわれています。
・胃腸炎
・皮膚病
・眼疾患
・外耳炎
・水頭症

胃腸炎

胃腸炎は、ストレスや細菌、アレルギーなどが原因で引き起こされます。症状として、食欲不振、嘔吐、下痢などがみられ、進行すると脱水症状を引き起こす可能性があります。血液の混じった嘔吐や下痢などがみられる場合は、出血性胃腸炎を発症している可能性があるのですぐ病院を受診しましょう。

皮膚病

皮膚病は全犬種で引き起こしやすい病気で、進行すると完治までに時間がかかることがあります。症状は原因により異なりますが、皮膚の赤みや痒み、脱毛・フケ、炎症などがみられます。例えば、サマーカットをおこない、皮膚に直射日光や紫外線を浴びることで発症する場合があります。

眼疾患

眼疾患は主に外傷、逆さまつげ、ドライヤーなどが原因で発症します。また、糖尿病や、ウィルスなどによる感染症から発症する場合もあります。治療法は症状により異なり、点眼処方で管理する場合もあれば手術が必要になる場合もあるため注意が必要です。

外耳炎

外耳炎は外耳の炎症による病気で、主に細菌、真菌、寄生虫などが原因として考えられます。耳の痒みや耳垢の増加、耳が臭い、頭をよく振るなどの症状がみられ、進行し痒みが強くなると、皮膚炎や耳血腫などを発症する場合もあります。

水頭症

犬の脳は、脳を衝撃などから保護するため、脳脊髄液中に浮かんでいます。 水頭症とは、この脳脊髄液が異常に溜まることで、脳が圧迫され脳の正常な機能が害される病気です。症状としては、ふらつきや旋回運動、てんかん発作、斜視、視力障害などがあります。

パピヨンに必要な補償内容

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傷病別の必要な補償内容

眼疾患

パピヨンは眼疾患の中でも「結膜炎」が頻繁に見られます。一般的に結膜炎の治療は、炎症をやわらげるための点眼薬を投与します。しかし、一度治っても再発しやすいので、治療後に状態を維持するための点眼薬はもちろん、飲み薬も処方する場合があります。そのため、通院の日数や回数に制限がない補償がおすすめです。


水頭症

症状によって金額の変動はあるものの、一般的な水頭症の治療費は、1回3000〜5000円程度必要とされています。多くは先天性疾患であり継続治療が必要となります。しかし、症状が進行し外科手術による治療の場合、費用は40〜50万円程度必要となるため、通院・手術・入院を幅広くカバーできる補償プランがおすすめです。

ペット保険の選び方のポイント

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十分な運動量を確保し、こまめなケアをおこなえば、基本的には健康を保てますが、上記のような病気を発症する可能性も考えられます。ペット保険においては、備えたいケースや金銭面を考慮し、ニーズにあったものを選びましょう。

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使用保険料例

※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません

年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ

パピヨン

子犬(0-1歳)

免疫力が定着していない子犬の時期は、さまざまな感染症にかからないよう混合ワクチンを接種しましょう。接種回数は、1歳未満の子犬で1年に3回が一般的です。1回目の接種は生後2か月頃が好ましいタイミングで、その後約3〜4週間ごとに2回目、3回目を接種します。また、子犬は活発で骨が十分発育していないため、ケガには十分注意しましょう。特にパピヨンは足が細いため、フローリングで転倒したり、段差や抱っこからの落下などにより、前腕部にある「橈尺骨(とうしゃっこつ)」の骨折が多くみられます。

成犬(1歳- 6歳)

成年期になると骨格の成長が止まり、活発な子犬の時期と比べると、性格も徐々に落ち着いていきます。活動量が減ると肥満になりやすくなるため、食べすぎや運動不足などには十分注意しましょう。中でも避妊・去勢を終えている成犬は、肥満になりやすい傾向があります。避妊・去勢によってさらに活動量が減り、基礎代謝が低下しているにも関わらず、避妊・去勢前と変わらない食事量を与えることが原因として考えられます。さらに、ブリーダーのところで食べていた子犬用フードを与え続け、肥満になるという事例もあります。子犬用フードは、カロリーが高いため生後8〜12ヶ月で成犬用のフードに替えましょう。

老犬(7歳以降)

一般的に犬は7歳からシニア期に入るといわれており、さまざまな病気やケガが発生しやすくなる時期です。徐々に腎臓の機能が失われていく慢性肝不全や糖尿病、心臓病などがシニア期に発症しやすい病気とされています。特に糖尿病は小型犬に多いとされています。病気に早く気づくためには、飼い主の日頃の観察とケアが欠かせません。また、動物病院の健康診断を定期的に受けることも重要です。早期発見できれば、治療の負担も少なくなるでしょう。愛犬の体質、病歴を考慮し、どのくらいの頻度で健康診断を受ければよいか獣医師に相談するのがおすすめです。

まとめ

パピヨン


今回はパピヨンの特徴や、かかりやすい病気・ケガ、飼い方のコツ・注意点などを解説しました。パピヨンは、飼いやすい犬種として人気ですが、ケガをしやすかったり、かかりやすい病気があるなど十分注意が必要です。ペット保険に加入することで、万が一のときに安心して治療が可能となります。ペット保険にはさまざまなプランがあり、補償内容が異なるので、愛犬を長く大切に育てるために、かかりやすい病気やケガなどを理解し、ニーズに合ったペット保険を選びましょう。

犬種分類表

小型犬

中型犬

      ア行
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
  • アメリカン・フォックスハウンド
  • イングリッシュ・コッカー・スパニエル
  • イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
  • ウィペット
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  • ウェルシュ・コーギー
  • ウェルシュ・コーギー・カーディガン
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル
  • ウェルシュ・テリア
  • エアデール・テリア
  • オーストラリアン・キャトル・ドッグ
  • オーストラリアン・ケルピー
  • オーストラリアン・シェパード
      カ行
  • 甲斐犬
  • キースホンド/ジャーマン・ウルフスピッツ
  • 紀州犬
  • ケリー・ブルー・テリア
  • コーイケルホンディエ
  • コリア・ジンドー・ドッグ
    1. サ行
  • サモエド
  • サルーキ
  • シェットランド・シープドッグ
  • 四国犬
  • 柴犬(小柴・豆柴を含む)
  • シャー・ペイ
  • ジャーマン・ポインター
  • スコティッシュ・テリア
  • スタッフォードシャー・ブル・テリア
  • スタンダード・シュナウザー
  • スタンダード・ダックスフンド
  • スタンダード・プードル
    1. タ行
  • チベタン・テリア
  • チャウ・チャウ
      ナ行
  • 日本スピッツ
    1. ハ行
  • バセット・ハウンド
  • バセンジー
  • ビアデッド・コリー
  • ビーグル
  • プーミー
  • プーリー
  • プチ・バセット・グリフォン・バンデーン
  • ブリタニー・スパニエル
  • ブル・テリア
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ベドリントン・テリア
  • ボーダー・コリー
  • ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
  • ボストン・テリア
  • 北海道犬
  • ポリッシュ・ローランド・シープドッグ
    1. マ行
  • ミニ・オーストラリアン・ブルドッグ
  • ミニチュア・ブル・テリア

大型犬

      ア行
  • アイリッシュ・ウルフハウンド
  • アイリッシュ・セター
  • 秋田犬
  • アフガン・ハウンド
  • アメリカン・ピット・ブルテリア
  • アラスカン・マラミュート
  • イングリッシュ・セター
  • イングリッシュ・ポインター
  • オールド・イングリッシュ・シープドッグ
    1. カ行
  • カーリーコーテッド・レトリーバー
  • グレート・デーン
  • グレート・ピレニーズ
  • グレーハウンド
  • コーカサス・シープドッグ
  • ゴードン・セター
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラフ・コリー
      ハ行
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ
  • ハリア
  • ブービエ・デ・フランダース
  • フラットコーテッド・レトリーバー
  • ブルドッグ
  • ブルマスティフ
  • ベルジアン・シェパード・ドッグ
  • ボクサー
  • ボルゾイ
  • ホワイト・シェパード・ドッグ
    1. マ行
  • マスティフ
    1. ラ行
  • ラージ・ミュンスターレンダー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • レオンベルガー
  • ローデシアン・リッジバック
  • ロットワイラー
    1. ワ行
  • ワイマラナー

ミックス犬

  • 両親の犬種が分かっている場合(上記表内に対象の犬種がある場合)、いずれか大きい型に分類します。
  • 両親の犬種が不明の場合・両親のいずれかが不明の場合は、下記表のとおり分類します。

種類

生後8ヶ月未満

生後8ヶ月以上

体重

6kg未満

6〜20kg未満

20kg以上

10kg未満

10〜20kg未満

20kg以上

分類

小型犬

中型犬

大型犬

小型犬

中型犬

大型犬

犬の知識コラム