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ノーフォーク・テリアの特徴とは?性格や飼い方のポイント・心配な病気など|犬の保険

ノーフォーク・テリアは、狩猟犬らしさが強い小型のテリア種です。エネルギッシュでパワフルな姿は、飼い主を元気にしてくれるでしょう。かわいらしい見た目とは裏腹に、頑固で気難しい一面もあるため、しつけには注意が必要です。今回は、ノーフォーク・テリアの性格や飼い方のポイント、気をつけるべき病気などを解説します。ノーフォーク・テリアの飼育を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ノーフォーク・テリア

ノーフォーク・テリアとはどんな犬種?

ノーフォーク・テリア、ホース


ノーフォーク・テリアは、テリアの中でも小型で、垂れ耳が特徴的な犬種です。小型犬ですが、体格は意外とがっちりしており、活発に動きます。イギリスでは、現在も狩猟犬として活躍しているほどです。

ノーフォーク・テリアの名前の由来は、イギリス東部にあるノーフォーク地方です。祖先は、アイルランドのテリアやヨークシャー・テリアと言われています。ネズミやキツネ、アナグマなどの害獣を駆除する役割を担っていました。

19世紀後半、イギリスのケンブリッジ大学で、ネズミを捕獲することを目的に小さなテリアが飼育されました。当時は「トランピントン・テリア」と呼ばれていましたが、やがてテリア愛好家によって繁殖が進みます。ショータイプのテリアとして、「ノーリッチ・テリア」という名前で血統登録されました。

当時は垂れ耳と立ち耳が混在していましたが、1964年には垂れ耳が「ノーフォーク・テリア」、立ち耳が「ノーリッチ・テリア」として認められました。

日本ではあまり主流な犬種ではありません。ペットショップでは見かけないことも多いため、お迎えする際はブリーダーさんから購入しましょう。

ノーフォーク・テリアの性格は?

ノーフォーク・テリアは、狩猟犬らしく、活発で好奇心旺盛な性格の持ち主です。小さくかわいらしい見た目とは裏腹に、パワフルでエネルギッシュに動き回ります。

テリア気質が強いのも特徴です。自立心が強く、少し気難しい一面もあります。気に入らないことには反抗したり、ほかの犬にケンカをしかけたりすることもあるでしょう。甘やかすと自分勝手な行動をするようになるため、子犬のころからしつけを行うことが欠かせません。マイペースで、少し飽きっぽい部分もあります。

一方、信頼している飼い主には忠実であり、愛情深く接します。ノーフォーク・テリアの性格をよく理解したうえで、うまく付き合っていくことが大切です。

ノーフォーク・テリアの見た目の特徴

ノーフォーク・テリア、横顔


ここでは、ノーフォーク・テリアの大きさや毛色など、見た目の特徴について解説します。

ノーフォーク・テリアの大きさ(体高、体重)

ノーフォーク・テリアは小型犬に分類されます。大きさの目安は、以下のとおりです。

体重:男の子は約5〜6kg 女の子は約4.5〜5.5kg
体高:男の子は約25〜26cm、女の子は約24〜25cm

テリアのなかでは小さいものの、体格は意外とがっちりしており、筋肉がついています。

ノーフォーク・テリアの毛色・毛質

ノーフォーク・テリアの毛色には、レッド、ラック&タン、ウィートン(小麦色)、グリズル(黒にグレーやレッドが混ざった色)が認められています。日本では、レッドの個体を見かけることが多いでしょう。

被毛はダブルコートで、アンダーコートは柔らかく、オーバーコートは針金状で硬いのが特徴です。オーバーコートの毛質は、ワイヤーコートと呼ばれます。

ノーフォーク・テリアの飼い方は?

犬のおやつ


ここでは、ノーフォーク・テリアをお迎えするうえで知っておきたい、運動量やしつけ方、フードの選び方やお手入れ方法について解説します。

ノーフォーク・テリアに必要な運動量

ノーフォーク・テリアは、小型犬ですがかなり活発であり、十分な運動量を確保する必要があります。愛玩犬ではなく狩猟犬であることを意識しましょう。

散歩は1日2回、30分~1時間ずつ行いましょう。興奮するとコントロールが難しくなることもあるため、散歩に連れていくときは、必ずリードをつけてください。

そのほか、おもちゃで遊んだり、定期的にドッグランに連れて行ったりして、体を動かす機会を与えることが大切です。運動量が不足すると、ストレスが溜まり、問題行動につながってしまいます。

狩猟本能を満たせるよう、ボールを投げて取ってこさせる遊びを取り入れるのがおすすめです。

喧嘩早い一面もあるため、ほかの犬や子どもに襲いかかってしまわないよう、十分にしつけたうえで外に連れていきましょう。

ノーフォーク・テリアのしつけの方法

ノーフォーク・テリアとうまく付き合っていくためには、子犬のころからの徹底したしつけが欠かせません。見た目のかわいらしさから甘やかしてしまうと、言うことを聞かなくなったり、ほかの犬に襲いかかったりと、問題行動を起こすようになります。

頑固でなかなか言うことを聞いてくれないことも多いため、しつけに苦労することもあるでしょう。できないからといってしかるのではなく、できたことをたくさんほめ、根気強くしつけることが大切です。

外で興奮したときのために、「おすわり」「伏せ」「待て」などの制止や、呼び戻しのコマンドを覚えさせましょう。

しつけに成功するためには、信頼関係を構築する必要があります。毎日愛情をこめて接し、スキンシップをとったり遊んだりして、ノーフォーク・テリアから信頼してもらいましょう。

ノーフォーク・テリアのフードのポイント

ノーフォーク・テリアのフードには、総合栄養食を与えてください。総合栄養食とは、フードと水のみで必要な栄養を摂取できるよう作られたフードのことです。

一般食の方が食いつきがよい傾向にありますが、栄養が偏ってしまうため、主食には向いていません。エネルギッシュなノーフォーク・テリアには、体の成長や維持のために必要な栄養を摂取できるフードを与えましょう。

ドッグフードには、「子犬用」「体重管理用」など、年齢や目的に応じてさまざまな種類があります。ライフステージや体調に合わせて、適切なフードを選ぶことが大切です。

成犬期やシニア期は、食べすぎによる肥満を防げるよう、食事量のコントロールが欠かせません。低カロリーで高タンパク質なフードを選びましょう。

ノーフォーク・テリアのブラッシング・お手入れ方法

ノーフォーク・テリアは、ダブルコートで毛が抜けやすいため、こまめなブラッシングやコーミングが重要です。特に、ワイヤーコートは絡みやすいため、美しい毛並みを整えるようお手入れを行いましょう。

自宅でのブラッシングのほか、トリミングサロンでプラッキングをお願いすることもおすすめです。プラッキングとは、毛質や毛色を維持するために、古い被毛を取り除くことです。プラッキングに対応したトリミングサロンに依頼してください。

皮膚を清潔に保てるよう、月に1回ほどシャンプーも行いましょう。ワイヤーコート用のシャンプーを選ぶと、毛質を維持できます。シャンプー後はよく乾かし、生乾きにならないよう注意が必要です。

ノーフォーク・テリアの心配な病気・寿命について

聴診器のイメージ


ノーフォーク・テリアの寿命は、12〜15歳とされています。

遺伝性疾患は比較的少ないですが、以下の病気に注意が必要です。

  • 脂漏症
  • 歯槽膿漏
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • 心筋症

脂漏症は、皮膚のターンオーバーが異常に活性化し、皮脂が過剰に分泌されることです。フケが発生し、細菌やカビが繁殖しやすくなって、かゆみや皮膚炎につながります。テリアは遺伝的に発症しやすいとされています。適度なシャンプーや保湿など、スキンケアが重要です。

歯槽膿漏は、歯を支える歯槽骨から膿が発生し、骨が破壊されてしまう状態です。歯周病が進行すると歯槽膿漏になります。放置すると、体内に細菌が入り込み、さまざまな病気につながるため注意が必要です。

膝蓋骨脱臼(パテラ)は、膝のお皿(膝蓋骨)が脱臼してしまう疾患です。小型犬は先天的になりやすく、歩き方に異常が出ます。何度も脱臼を繰り返すと、骨や靭帯に損傷を与えることもあるため、異変を感じたらすぐに獣医師に相談してください。

心筋症は、心筋の機能が低下し、血液循環不全に陥ってしまう疾患です。犬によく見られるのは、心室の空間が異常に拡張する拡張型心筋症です。不整脈によって突然死に至る可能性もあるため、早期発見・対応が欠かせません。

犬のもしもに備えて保険に加入しましょう

ペットと飼い主


愛犬を長く大切に育てるためには、もしもの事態に備えてペット保険に加入するのがおすすめです。

ペットには公的な保険制度がないため、高額な医療費が必要になった際も、原則飼い主が全額を自己負担しなければなりません。経済的事情を理由に、必要な治療が受けられないという事態を防ぐためには、ペット保険に加入しましょう。

ペット保険にはさまざまな種類やプランがあるため、ライフスタイルや予算に応じて、適切なものを選ぶことが大切です。

【おまけ】ノーフォーク・テリアに似た犬の種類は?

ヨークシャー・テリア


ノーフォーク・テリアによく似ている犬種は、以下のとおりです。

ノーリッチ・テリアとノーフォーク・テリアの違いは、耳の形です。ノーフォーク・テリアは垂れ耳ですが、ノーリッチ・テリアは立ち耳をしています。ルーツは同じであり、もともと1つの犬種とみなされていたため、そのほかに大きな違いはありません。

ヨークシャー・テリアは、長くつやのある被毛が特徴的です。その毛質から、シルキーコートとも呼ばれています。愛玩犬として小型化が進んだため、体重は1.5〜3kg程度と、ノーフォーク・テリアよりも体が小さいという違いもあります。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、真っ白な被毛を持つ犬種です。テリアらしい頑固な性格や、オーバーコートが硬い点などは、ノーフォーク・テリアに似ています。

まとめ

ノーフォーク・テリア、散歩


ノーフォーク・テリアは、狩猟犬として活躍してきた、垂れ耳とワイヤーコートが特徴的な犬種です。ノーフォーク・テリアを飼育する際は、しつけと運動量の確保が重要です。テリアらしい頑固な気質を持っているため、しつけに苦労することも多いでしょう。信頼関係を構築し、辛抱強くしつけを行うことが大切です。また、運動欲求や狩猟本能を満たせるよう、積極的に遊んであげましょう。

ノーフォーク・テリアには、かかりやすい病気がいくつかあります。万が一の事態に万全に備えられるよう、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

犬種分類表

小型犬

中型犬

      ア行
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
  • アメリカン・フォックスハウンド
  • イングリッシュ・コッカー・スパニエル
  • イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
  • ウィペット
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  • ウェルシュ・コーギー
  • ウェルシュ・コーギー・カーディガン
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル
  • ウェルシュ・テリア
  • エアデール・テリア
  • オーストラリアン・キャトル・ドッグ
  • オーストラリアン・ケルピー
  • オーストラリアン・シェパード
      カ行
  • 甲斐犬
  • キースホンド/ジャーマン・ウルフスピッツ
  • 紀州犬
  • ケリー・ブルー・テリア
  • コーイケルホンディエ
  • コリア・ジンドー・ドッグ
    1. サ行
  • サモエド
  • サルーキ
  • シェットランド・シープドッグ
  • 四国犬
  • 柴犬(小柴・豆柴を含む)
  • シャー・ペイ
  • ジャーマン・ポインター
  • スコティッシュ・テリア
  • スタッフォードシャー・ブル・テリア
  • スタンダード・シュナウザー
  • スタンダード・ダックスフンド
  • スタンダード・プードル
    1. タ行
  • チベタン・テリア
  • チャウ・チャウ
      ナ行
  • 日本スピッツ
    1. ハ行
  • バセット・ハウンド
  • バセンジー
  • ビアデッド・コリー
  • ビーグル
  • プーミー
  • プーリー
  • プチ・バセット・グリフォン・バンデーン
  • ブリタニー・スパニエル
  • ブル・テリア
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ベドリントン・テリア
  • ボーダー・コリー
  • ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
  • ボストン・テリア
  • 北海道犬
  • ポリッシュ・ローランド・シープドッグ
    1. マ行
  • ミニ・オーストラリアン・ブルドッグ
  • ミニチュア・ブル・テリア

大型犬

      ア行
  • アイリッシュ・ウルフハウンド
  • アイリッシュ・セター
  • 秋田犬
  • アフガン・ハウンド
  • アメリカン・ピット・ブルテリア
  • アラスカン・マラミュート
  • イングリッシュ・セター
  • イングリッシュ・ポインター
  • オールド・イングリッシュ・シープドッグ
    1. カ行
  • カーリーコーテッド・レトリーバー
  • グレート・デーン
  • グレート・ピレニーズ
  • グレーハウンド
  • コーカサス・シープドッグ
  • ゴードン・セター
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラフ・コリー
      ハ行
  • バーニーズ・マウンテン・ドッグ
  • ハリア
  • ブービエ・デ・フランダース
  • フラットコーテッド・レトリーバー
  • ブルドッグ
  • ブルマスティフ
  • ベルジアン・シェパード・ドッグ
  • ボクサー
  • ボルゾイ
  • ホワイト・シェパード・ドッグ
    1. マ行
  • マスティフ
    1. ラ行
  • ラージ・ミュンスターレンダー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • レオンベルガー
  • ローデシアン・リッジバック
  • ロットワイラー
    1. ワ行
  • ワイマラナー

ミックス犬

  • 両親の犬種が分かっている場合(上記表内に対象の犬種がある場合)、いずれか大きい型に分類します。
  • 両親の犬種が不明の場合・両親のいずれかが不明の場合は、下記表のとおり分類します。

種類

生後8ヶ月未満

生後8ヶ月以上

体重

6kg未満

6〜20kg未満

20kg以上

10kg未満

10〜20kg未満

20kg以上

分類

小型犬

中型犬

大型犬

小型犬

中型犬

大型犬

犬の知識コラム