ペット保険に入ると後悔する?体験談や後悔しないためのポイントを徹底解説!|犬・猫の保険
ペット保険とは、ペットが病気やケガで治療を受けた際に、治療費の一部を補償してくれる保険のことです。保険料は掛け捨てとなるので、もったいないと思う飼い主さんもいるでしょう。しかし入っていないことで後から後悔するケースも少なくありません。
そこで今回は、ペット保険の体験談や後悔した例、ペット保険の必要性について詳しく解説します。後悔しない選択をするためにも、ぜひ最後までお読みくださいね!
- そもそもペット保険とはどんな役割があるの?
- ペット保険で誤解されがちなポイント
- ペット保険に入っていて後悔した・辞めたケース
- ペット保険に加入していなかったことを後悔したケース
- ペット保険の加入を後悔しないためのポイント
- うちには本当に必要?ペット保険の必要性チェックリスト
- 愛犬・愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう
- まとめ
そもそもペット保険とはどんな役割があるの?
ペット保険とは、保険料を払うことによって、ペットが病気やケガをした際の治療費の一部が補償されるものです。生命保険ではなく、医療保険を思い浮かべてください。ペット保険では、主に通院・入院・手術でかかる診療費を補償します。保険プランによって補償内容もさまざまなので、ペットの種類や、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶのがおすすめです。
私たち人間と違って、ペットの治療費や診療費には「健康保険」や「国民健康保険」といった公的保険制度が用意されていません。そのため、愛猫が病気になった際は、治療費の全額を自己負担で支払う必要があります。ペット保険に加入することで、ペットにしっかりとした治療を受けさせることができるので、必要性を感じている人も多いでしょう。
ペット保険で誤解されがちなポイント
ペット保険をいらないと考えている人の多くは、ペット保険に加入して後悔している人の口コミや話を聞いているからではないでしょうか。ペット保険には補償範囲や条件など、さまざまなプランがあるので、まずはペット保険の内容をしっかり理解することが重要になります。ここからはペット保険で誤解されがちなポイントを6つご紹介します。
1,すべてが補償されるわけではない
ペット保険に加入すれば、すべてが補償されると思っている人も多いかもしれません。しかし、ペット保険は決められた範囲内での補償であることを覚えておきましょう。
ペット保険で補償されるのは、ペットの病気やケガでの通院・入院・手術にかかる費用となっており、補償対象となる疾患や範囲もペット保険によって異なります。
通院・入院・手術すベてが補償対象となるプランや、手術のみに特化したプランなどさまざまです。またペット保険では、予防接種で防げる病気や避妊・去勢などは補償対象外なので、そのことを知らずに入ってしまうと後悔してしまう可能性がありますよ。
2,病気になってからでは加入できない
ペット保険は、病気やケガのない健康な状態で加入することが前提です。そのため、基本的には加入前や待機期間に発症した病気やケガの治療は、補償対象外となります。
また、持病や既往症のあるペットの治療費のためにペット保険に入ろうと思ってもその傷病については補償対象外なので注意してくださいね。
ただし、補償対象外の病気でなければペット保険に加入できる場合もあるので、保険会社に条件を確認してみるのがおすすめですよ。
3,現時点で元気だからと入らないのは危険
「今は健康状態に全く問題なさそうだからペット保険に入らなくてもいいや...」と考えている方もいるのではないでしょうか?しかしそれは危険な考えです。現時点でいくら元気だったとしても、ペットがいつ病気やケガをするかは誰にもわからないからです。
私たち人間と同じように、ペットも高齢になればなるほど病気にかかりやすくなります。
シニア犬の死亡原因で多い疾患は腫瘍・循環器疾患・泌尿器疾患となっており、どれも長期的な治療が必要になる病気です。そのため1度かかってしまったら生涯をかけて付き合っていく必要があります。「あの時入っておけば良かった...」とならないために、元気なうちに加入しておくものがペット保険です。
4,全額補償されないなら入らない方が良いというわけではない
「ペット保険に入っても全額補償されないなら入らない方がいいのでは?」と考えている方もいるでしょう。たしかにペット保険にはそれぞれの限度額が設定されているので、全額補償されるわけではありません。また毎月定額で支払う保険金は掛け捨てなので、もったいないと感じる方も多いでしょう。しかし病気によっては貯金が足りなくなってしまったり、値段の関係で満足のいく治療を受けさせられなかったりと後悔することもあるかもしれません。ペット保険は全額補償されないものの、5〜7割は保険が負担してくれるので安心です。
5,補償範囲が狭く入っても意味がないというわけではない
「ペット保険は補償範囲が狭いから入っても結局使えずに終わるんじゃないの?」と疑問を持っている方もいるでしょう。しかし、補償範囲が狭いからといって入っても無意味なわけではありません。ここ数年でペット保険の補償範囲は広くなってきており、終身継続できるペット保険も多くなってきています。保険会社によってさまざまなので、ペット保険を選ぶ際には補償範囲を注意して見る必要がありますが、内容が充実しているペット保険は多いですよ。
6,金銭的に余裕がある人が入るという考えは違う
「ペット保険は金銭的に余裕のある人が入るんじゃないの?」という考えの方もいるでしょう。たしかにペットに何事もない場合は、掛け捨てになってしまう保険金を払うことは支出になってしまいますが、万が一のときはどれくらいの治療費がかかるかわかりません。
毎月積み立てている金額の倍以上の治療費がかかることも少なくありませんよ。突然の病気やケガに大きな金額を即座に払えるかどうかを考えれば、金銭的に余裕があってもなくても入っておいた方が安心でしょう。
ペット保険に入っていて後悔した・辞めたケース
ここからは実際にペット保険に入って後悔したケースや、辞めたケースについて3つご紹介します。
ケース1:更新したことによって保険料が高額になった
ペット保険に入っていて後悔したケースの1つ目は、保険を更新したことによって保険料が高額になったケースです。ペット保険は基本的に、毎年更新する契約が一般的です。更新型の保険は一定期間のみ補償されるため、更新を重ねると保険料が高くなる場合があります。
更新を続けるうちに保険料が高額になってしまい、別の保険を検討する方もいますが、高齢になったペットの乗り換え先が見つからないことも少なくありません。
シニアになってしまうと乗り換え先はなかなか見つからないため、ペット保険加入時に、更新料を含めてどれくらいの金額になるかどうかの概算を出しておくと安心でしょう。
ケース2:ペットがずっと健康だったため、保険料がもったいなかった
ペット保険に入っていて後悔したケースの2つ目は、ペットがずっと健康だったため、保険料がもったいなかったというケースです。ペット保険の月額料金は基本的に掛け捨てのため、ペットがずっと健康なままだともったいないと感じて後悔する人も多いでしょう。
しかしペット保険は「もしも」のために備えておくものです。ペット保険を辞めた瞬間に、ペットが大きなケガや病気になってしまうかもしれません。
ケース3:保険対象外の病気にペットがなったため自己負担になった
ペット保険に入っていて後悔したケースの3つ目は、保険対象外の病気にペットがなったため自己負担になったケースです。先ほどお伝えしたように、ペット保険の内容によって補償される疾患は異なります。そのため、保険に加入していたとしても全額負担をすることも。
ペットがどの病気になるかは分かりませんが、品種によってなりやすい病気はだいたい分かります。自分のペットがどんな病気になりやすいか知った上で、その疾患に対応しているペット保険を選ぶようにしてくださいね。
ペット保険に加入していなかったことを後悔したケース
続いて、ペット保険に入っていなかったことを後悔したケースについてご紹介します。
ケース1:ペットが高齢で保険に入れなかった
ペット保険に入っていなかったことを後悔したケースの1つ目は、ペットが高齢になりすぎて保険に入れなかったケースです。ペット保険の加入条件は「健康体であること」とされているため、シニアになると入れないケースも多いです。病気になってしまったシニア期の際に、「あの時ペット保険に入っておけば良かった...」と後悔することも少なくありません。
そうならないためにも、ペットが健康なうちにペット保険を検討するのがおすすめですよ。
ケース2:治療費が高すぎて最善の治療を受けさせられなかった
ペット保険に入っていなかったことを後悔したケースの2つ目は、治療費が高すぎて最善の治療を受けさせられなかったケースです。ペットはいつ病気になったりケガをしたりするかわかりません。病気になった際は突然数十万の出費が必要になることもあります。
金銭的な問題で満足のいく治療を受けさせられなかった際に、ペット保険に入っておけば良かったと後悔する人も少なくありません。
ケース3:多額の治療費を負担して貯金がなくなってしまった
ペット保険に入っていなかったことを後悔したケースの3つ目は、多額の治療費を負担して貯金がなくなってしまったケースです。
先ほどもお伝えしたように、ペットの治療費は内容によっては非常に高額になります。
全額を支払えたとしても、貯金がゼロになってしまった際に保険に入っておけば良かったと後悔する人も多いようですよ。
ペット保険の加入を後悔しないためのポイント
ここからは、ペット保険の加入を後悔しないためのポイントについて紹介します。
ポイント1:ペットのかかりやすい病気が保険対象になっているか確認する
加入するペット保険を決める際には、ペットのかかりやすい病気が保険対象になっているか確認しましょう。犬や猫の品種によってかかりやすい疾患が存在します。ペット保険の料金にかかわらず、かかりやすい病気が補償対象外ということもあるのでよくチェックするようにしてくださいね。
ポイント2:ペット保険加入前の病気やケガは補償対象外になる
ペット保険に入る際には、保険加入前の病気やケガは補償対象外になることをしっかり覚えておきましょう。ペット保険は、申し込んだ瞬間から補償が始まるわけではありません。
基本的に申し込みから保険期間が始まるまで、数日から1ヶ月半ほどかかるのが一般的です。保険の適用日前に病気やケガをしてしまった場合は、補償対象外になることを覚えておいてくださいね。
ポイント3:去勢や避妊の手術・ワクチン接種などの予防費用は補償対象外になる
ペット保険に入る際には、去勢や避妊の手術、ワクチン接種などの予防費用は補償対象外になることを覚えておきましょう。
ペット保険では一般的に、病気やケガの治療費が補償の対象とされています。
しかし去勢や避妊手術、健康診断、ワクチン接種などの予防治療は補償の対象外とされることがほとんどですよ。
うちには本当に必要?ペット保険の必要性チェックリスト
ここからは、ペット保険が本当に必要かどうかをチェックリストで確認していきましょう!
6つの観点から見ていきますよ。
1:補償内容
1つ目のチェック項目は「補償内容」の確認です。
ペット保険の内容は保険会社やプランによって異なりますが、主に注目すべき点は「通院」「入院」「手術」の補償範囲です。
一部の保険では通院のみや入院のみを対象とするものもありますが、一般的には通院、入院、手術を網羅したフルカバー型の保険が選ばれます。通院は日常的に利用されることが多いため、入院や手術など高額な治療にも保障があると安心です。
2:保険料
1つ目のチェック項目は「保険料」の確認です。
ペット保険はペットの年齢とともに保険料が上昇することが一般的です。このため、ペットが高齢になっても負担が適切な範囲内に収まる保険料かどうか、生涯にわたる保険料との比較を行って適切な選択をしましょう。
高齢になるほどペットの健康リスクも高まります。そのため、更新時に保険料が上がることを感じたとしても、病歴や年齢などの要因によって他の保険に移ることが難しい場合もあります。単に現時点での保険料だけではなく、ペットの平均寿命などを考慮して、一生涯にかかる総費用を見積もって判断することが大切です。
3:1日(1回)あたりの支払い金額
3つ目のチェック項目は「1日(1回)あたりの支払い金額」の確認です。
ペット保険には基本的に支払い限度額が定められています。支払い限度額とは、1回または1年間の保険期間内に支払われる保険金の上限です。例えば年間最大補償額が50万円に設定されている場合は、治療費が高額になった場合も50万円を超える保険金を受け取ることはできません。そのため、ペット保険の加入を検討する際には1日あたりの限度額や回数制限を前もって確認しましょう。
4:保険金の請求方法や振り込みなどの期間
4つ目のチェック項目は「保険金の請求方法や振り込みなどの期間」の確認です。
保険金の請求方法には、以下の2種類の方法があります。
- 後日精算(一度動物病院で診療費を全額支払った後で保険金を請求する)
- 窓口精算(動物病院の窓口での精算時に保険が適応される)
窓口精算はその場で精算が完了しますが、対応している病院が少ないなどのデメリットがあります。後日精算は一見面倒に見えますが、最近だとオンラインで受付ができる場合もあるので、簡単に済む場合もありますよ。
5:保険加入できる年齢制限
5つ目のチェック項目は「保険加入できる年齢制限」の確認です。
先ほどもお伝えしたように、ペット保険はシニア期のペットが加入できる会社が少ない傾向にあります。「満8歳」までならOKなのか「満10歳」までならOKなのか、といったようにペットの年齢がオーバーしてないかどうかを確認するようにしてくださいね。
6:更新時の条件
6つ目のチェック項目は「更新時の条件」の確認です。
ペット保険は基本的に1年ごとに更新が行われます。保険によっては更新時に初年度同じ条件での更新や、利用状況に基づいた変更がある保険があります。注意すべき点は、一定の条件や年齢での継続制限があることです。ペット保険に加入する際には、更新時の条件や、利用回数のリセットについて確認するようにしてくださいね。
愛犬・愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう
愛犬・愛猫の病気やケガは、予兆なくいきなりやってくることもあります。突然の手術で高額な医療費がかかる場合もあるでしょう。
そんな"もしも"の時のために、高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざという時に十分な治療を受けさせることができます。
先ほど述べたように、ペット保険にはさまざまな種類やコースがあります。
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まとめ
今回はペット保険に入ると後悔するのか、ペット保険について詳しく解説しました。
愛犬・愛猫と少しでも長く暮らすためには、常日頃健康に気を遣ってあげる必要があります。そんな時にペット保険に加入していれば、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、愛犬・愛猫がかかりやすい病気を理解し、後悔しないペット保険を選べるようにしましょう。