ラガマフィンの性格や大きさは?飼いやすさや飼い方のポイントを解説!
ラグドールから派生したラガマフィン。ふわふわの長毛とくりっとした大きな瞳が特徴的で、近年日本でも人気がある猫種です。しかし、長毛がゆえにかかりやすい病気などもあります。大切なラガマフィンと少しでも長く生活するために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではラガマフィンの性格や飼い方のポイント、かかりやすい病気・ケガなどを解説します。
- ラガマフィンの特徴と魅力
- ラガマフィンが人気な理由
- ラガマフィンとラグドールの違いは?
- ラガマフィンは抜け毛が少ない?
- ラガマフィンは飼いにくい?飼い方のコツとは
- ラガマフィンをお迎えする方法・準備は?
- ラガマフィンのお迎え費用
- ラガマフィンの平均寿命は?
- ラガマフィンがかかりやすい病気・ケガ
- ラガマフィンに必要な補償内容
- ペット保険の選び方のポイント
- 年齢ごとの病気・ケガの注意のまとめ
- まとめ
ラガマフィンの特徴と魅力
ラガマフィンの性格は?
穏やかでおとなしい
ラガマフィンはおとなしく穏やかな性格をしています。鳴くこともほとんどないので、マンションで暮らしている方にもおすすめの猫種です。おおらかな性格をしているので、初めてペットを飼う方や赤ちゃんがいる家庭でも安心できるでしょう。
甘えん坊で好奇心旺盛
甘えん坊で愛情深いラガマフィン。抱っこが大好きで飼い主さんの膝の上に乗ることも多くあります。構って欲しそうな素振りを見せてきた時は、沢山遊んであげましょう。
また、普段は温厚でマイペースなラガマフィンですが、好奇心旺盛で遊び好きな一面も持っています。いたずらをするときもあるので、留守番の際は、いたずらされたくないものをきちんとしまっておきましょう。
ラガマフィンの歴史や起源
ラガマフィンは、ラグドールとペルシャの交配によって1994年に作出された、比較的新しい猫種です。アメリカにおいてラグドールの品種管理を巡って対立が起こり、脱退したメンバーによって作出されました。ラガマフィンは「いたずらっ子」という意味を持ちます。当時は冗談でこの名前で呼ばれていたそうですが、そのまま定着して今日に至ります。
ラガマフィンはでかい?大きさや体重などの身体的特徴
ラガマフィンの体重は4.5〜9kgほどで、オスの方がメスより大きいです。個体によっては、10kgほどまで大きくなる個体もいます。猫の平均体重が一般的に4〜5kgであるため、ラガマフィンは比較的大きい猫種といえます。成熟するのはやや遅く、成猫になるのは4歳ごろです。目や頭部も含め、全体的に丸みを帯びているのが特徴です。
ラガマフィンの被毛・毛色
ラガマフィンは「猫のテディベア」とも呼ばれるほど、ふわふわした長毛が特徴的な猫種です。ラグドール譲りのなめらかでシルキーな被毛をしています。長さはあるものの、もつれにくく、抜け毛も少ないのが特徴です。長毛の猫の中ではお手入れも簡単ですが、適度なブラッシングは必要です。毛色のバリエーションは幅広く認められており、ポインテッド(鼻先や足先、しっぽの先といった部分的に色がついている被毛)以外のさまざまな色があります。
ラガマフィンが人気な理由
穏やかで人懐っこい性格とふわふわとした可愛らしいフォルムのラガマフィン。猫種としての歴史はまだ浅いものの、ぬいぐるみのような愛らしさで近年人気急上昇中の猫種です。縺れにくい毛質でお手入れも楽な点も人気の理由の1つです。
ラガマフィンとラグドールの違いは?
ラガマフィンとラグドールの関係
ラガマフィンはラグドールから派生した猫種です。見た目の違いはほとんどなく、非常によく似ています。では、別々の名前が付けられているのは何故でしょうか。実は、ラガマフィンは少々複雑な誕生ストーリーを持っています。
そもそもラグドールは、1960年代にある女性のブリーダーによって生み出されました。彼女はラグドールの権利を独占するために「IRCA」という独自の登録機関を設立したため、ラグドールが欲しくても購入できない人が増えてしまいました。こうした方法に反発したブリーダー達が組織を去り、独自にラグドールを繁殖させていくようになります。その際、ラグドールという名称は使えないため、自分たちで交配した猫に「ラガマフィン」と名付け、世間に広めていったのです。彼らの努力もあり、現在はペルシャやヒマラヤンなどの長毛種と交配させることで、今日のラガマフィンが作出されています。
ラガマフィンとラグドールの見分け方
どちらもふわふわで大型の猫種のラガマフィンとラグドール。2種類の猫の違いを見分けるには、毛色のカラーバリエーションを見るのがおすすめです。ラグドールの被毛は、ブルー、シール(茶色)、クリーム、レッドの4種類がほとんどです。また、多くのラグドールの毛色はバイカラー(白と他2色の毛色)です。顔周りや耳、しっぽなどはグレーやこげ茶色などの濃い色、それ以外は白やキナリといった淡色になっています。それに対してラガマフィンは、さまざまなカラーバリエーションが豊富で、色々な毛色や模様が認められています。個性的な毛色の猫を飼いたい方にラガマフィンは向いているといえます。
ラガマフィンは抜け毛が少ない?
ふわふわの長毛が特徴的なラガマフィン。抜け毛が多いのか気になりますよね。実は、ラガマフィンの被毛は、他の長毛種に比べると比較的もつれにくく、抜け毛も少ないと言われています。それは、ラグドール同様、なめらかでシルキーな毛質をしているからです。
抜け毛の少ない猫種ではありますが、最低限の抜け毛対策は必要です。綺麗でふわふわの状態を保つためにも、適度なブラッシングをしてあげましょう。ブラッシングはできれば毎日、最低でも週に3〜4回は行うことが望ましいです。また、毛が抜け変わる換毛期には、可能であればシャンプーをしてあげましょう。
ラガマフィンは飼いにくい?飼い方のコツとは
とっても魅力的なラガマフィンですが、実際にラガマフィンを飼う際にはどのようなことに気をつけるべきでしょうか。ラガマフィンを飼う際に気を付けたいこと、ポイントをご紹介します。
広めの飼育スペースを準備する
ラガマフィンは大型の猫なので、十分な飼育スペースを用意してあげましょう。狭い空間でも飼うことはできますが、その場合はキャットタワーなどで高さを作り、行動範囲を増やしてあげるようにしてください。また、室内温度にも注意しましょう。熱中症や風邪にならないように、夏はクーラーだけでなく冷却マットを使用したり、冬は暖かい毛布を準備してあげると良いでしょう。
こまめに毛のお手入れを行う
抜け毛が少ない猫種ではありますが、長毛種のため、ブラッシングは必要です。絡みにくい毛質のため、1回のブラッシング時間は短めで済みます。できれば毎日お手入れをしてあげましょう。また、換毛期はシャンプーをしてあげるのがおすすめです。長毛種はお尻付近が汚れやすいので、トリミングをお願いする際には、肛門周りの毛を整えてもらうと、お家でのケアも簡単になります。
食事管理を行い肥満に注意する
ラガマフィンは運動量が控えめでありながらも、大きな体を維持するために食事量が多く、猫の中でも太りやすい傾向があるといわれています。食事管理が大切になってくるので、しっかりとカロリーコントロールを行うようにしましょう。食べ過ぎ防止のために、食事を与える回数を多くして小出しにするなど、工夫することが重要です。
適度な運動を行う
ラガマフィンが肥満体型にならず、健康に過ごすためには運動習慣を付けさせることも大切です。ラガマフィンは自ら活発に動かないものの、好奇心旺盛な一面があるのでスキンシップを好みます。1日10〜15分程度でも良いので、一緒に遊んで、適度な運動を習慣づけられるようにしましょう。
ラガマフィンをお迎えする方法・準備は?
ブリーダーからラガマフィンを紹介してもらう
ラガマフィンのブリーダーは日本全国に多く存在し、インターネットで検索して見つけることができます。この方法は、ブリーダーが子猫の性格や特徴、クセなどを把握していることから、理想の子猫を見つけられる可能性が高くなるというメリットがあります。育ってきた環境など、ブリーダーに質問できるのも心強いポイントです。ブリーダーによって価格が大きく異なるため、事前におおよその価格を聞いておくようにしましょう。
ペットショップでラガマフィンを探す
ペットショップでもラガマフィンをお迎えすることができます。ペットショップは気軽に訪れやすく、トイレやフード・ゲージなど、育てるうえで必要な用品をすべて揃えることができるというメリットがあります。
ラガマフィンの里親になる
里親制度を利用して、ラガマフィンをお迎えするという方法もあります。飼い主を探している保護猫を譲り受けるため、ブリーダーから迎える場合に比べると、費用が抑えられるというメリットがあります。また殺処分される可能性のある猫を救う行為でもあるため、以前猫を飼ったことがある方にはおすすめです。しかし、タイミング次第ではラガマフィンの里親募集を行っていないこともあるので、注意してください。
ラガマフィンのお迎え費用
ラガマフィンの子猫は、性別や月齢、毛色などによって費用が変わってきます。ラガマフィンを選ぶ際は、費用も考えてよく検討しましょう。
ラガマフィンの平均寿命は?
ラガマフィンの平均寿命は11〜14歳前後といわれています。比較的新しい猫種なので、長寿猫はまだいないとされています。猫全体の平均年齢は約14〜15歳なので、ラガマフィンの平均寿命はやや短めです。ラガマフィンに少しでも長生きしてもらうためにも、食事に気を遣ったり、ストレスを感じさせない環境作りを心がけましょう。
ラガマフィンがかかりやすい病気・ケガ
ラガマフィンが気を付けたい病気にはどのようなものがあるのでしょうか。かかりやすい病気を知っておくことで、いざという時に迅速に対処することができます。以下では、ラガマフィンがかかりやすい病気やケガについてご紹介します。
毛球症
毛球症とは、猫が毛づくろいをする際に飲み込んだ毛によって引き起こされる消化器の病気です。特にラガマフィンは長毛のため、他の猫種と比べて比較的かかりやすい傾向があります。
皮膚病
ノミやダニ、アレルギーなどが原因で皮膚に炎症が起こる疾患です。かさぶたができたり、異常に毛が抜けたり、猫がかゆそうにしている場合は皮膚病の可能性があります。日頃から猫の皮膚に異常がないかチェックすることはもちろん、症状が見られた場合はかかりつけの病院につれていきましょう。
尿石症
尿石症とは、尿管や腎臓、尿道や膀胱に砂や石ができてしまう疾患です。ミネラルの摂りすぎや、ビタミンや水分の不足、ストレスなどが原因で発症します。尿に血が混ざっていたり、頻尿になるなどの症状が見られた際は、尿石症を疑いましょう。
肥大型心筋症
肥大型心筋症とは心臓の筋肉が分厚くなってしまう病気です。初期は心臓に雑音が発生する程度で、発症に気づきにくい場合が多いです。しかし、重症化すると苦しそうに呼吸をしたり、後ろ足が麻痺したりします。症状が悪化すると命に関わるリスクがある危険な病気で、早期発見が大きなカギです。定期的に心臓のチェックをするようにしましょう。
ラガマフィンに必要な補償内容
傷病別の必要な補償内容
毛球症
毛球症の治療は、軽度の場合は内科的治療を行います。具体的には胃や食道のケアを行い、制吐剤や消化管保護薬を使用する治療法です。吐き出せないような大きな毛球がある重度の場合は、内視鏡で摘出するか、開腹手術を行います。外科的治療の場合は、入院する必要も出てくるので、治療費が高額になると予想されます。毛球症の備えのためには、通院・入院・手術のフルカバータイプで限度日数や限度回数のないペット保険がおすすめです。
皮膚病
皮膚病には、主に内科的治療を施します。ノミやダニ、カビ、アレルギーなど、原因により投薬する薬剤を変えて治療します。また、注射や殺菌作用、皮脂をとる、保湿などの効果がある薬用シャンプーが使用されることもあります。皮膚病については、通院のみの限度補償型でも問題ありませんが、再発のリスクを考慮すると、限度日数や限度回数のないペット保険が良いと言えます。
泌尿器系疾患
尿石症は主に内科的治療と外科的治療に分かれます。軽度の場合は、食事療法を行い、大きな石がある場合は手術で取り除きます。どちらも長期的な通院が必要となり、手術になった場合は高額の治療費がかかる場合もあります。尿石症は再発しやすく、腎臓に関わる病気もかかりやすいため、これらの病気への備えのためには通院・入院・手術のフルカバータイプで限度日数や限度回数のないペット保険がおすすめです。
筋骨格系疾患
肥大型心筋症の治療は、左心不全の進行抑制と鬱血性心不全への対処、抗血栓などの内科的な対症療法が中心となります。定期的な通院が必要になるので、通院の日数や回数に制限がない補償がおすすめです。また、遺伝性疾患の可能性が高いこの疾患は補償対象外のペット保険も多いので注意が必要です。
ペット保険の選び方のポイント
ラガマフィンは他の猫種と比べると比較的丈夫ではありますが、もちろんさまざまな病気にかかる可能性もあります。病気によっては高額な手術が必要になったり、長期にわたって治療が必要になったりする場合もあります。ご自身に合った予算や、備えたいケースに適したペット保険を選ぶことがおすすめです。
いぬとねこの保険 保険料例
※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません
年齢ごとの病気・ケガのまとめ
子猫(0-1歳)
子猫の時は、皮膚炎などに気を付けましょう。皮膚炎は原因は様々ですが、こまめな掃除や塩素系の消毒液で定期的に消毒を行うなどの対策で予防することができます。幼少期のラガマフィンは行動量が多い傾向があるので、細かいところまで清潔な環境作りを行いましょう。
成猫(1歳- 6歳)
成猫は、肥大型心筋症や毛球病などに注意しましょう。肥大型心筋症は早期発見・治療が非常に重要なので、心臓チェックを定期的に受けましょう。また、ラガマフィンは長毛種のため、毛球症になりやすい猫種です。こまめなブラッシングを心がけるようにしてください。
老猫(7歳以降)
高齢期は、さまざまな疾患が発生しやすくなります。腎機能の低下で起こってしまう慢性腎臓病や尿石症にもかかるリスクが高くなります。また、歳を重ねて運動不足になると、肥満気味になり、糖尿病にかかってしまう危険もあります。食事管理を丁寧に行うことはもちろん、定期的に動物病院で検診を受け、早期発見・治療を行うことが大切です。
まとめ
今回は、ラガマフィンについて、ルーツや特徴、かかりやすい病気や飼い方のコツなどをご紹介しました。ラガマフィンは比較的丈夫な猫種ではあるものの、長毛なため、かかりやすい疾患があるなど、気をつけるべき病気もあります。ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なります。大切なラガマフィンと少しでも長く暮らすために、ラガマフィンがかかりやすい病気を理解し、ニーズに合ったペット保険を選べるようにしましょう。
猫種分類表
猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません
下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。
猫種
- アビシニアン
- アメリカンカール
- アメリカンキューダ
- アメリカンショートヘア
- アメリカンボブテイル
- アメリカンポリダクティル
- アメリカンワイヤーヘア
- アメリカンリングテイル
- アラビアンマウ
- アルパインリンクス
- イジアン
- ウラルレックス
- エイジアン
- エキゾチック・ショートヘア
- エジプシャン・マウ
- オイイーボブ
- オーストラリアンミスト
- オシキャット
- オホサスレス
- オリエンタル
- オリエンタルバイカラー
- カラーポイントショートヘア
- カリフォルニアスパングルド
- キプロスアフロディーテ
- キムリック
- キンカロー
- クリッパーキャット
- クリリアンボブテイル
- コーニッシュレックス
- コラット
- ア行に属する猫の種類
- カ行に属する猫の種類
- サイベリアン
- サバンナ
- サファリ
- ジャパニーズボブテイル
- ジャーマンレックス
- シャム
- シャルトリュー
- シャンティリー
- ジェネッタ
- シンガプーラ
- スキフトイボブテイル
- スクーカム
- スコティッシュフォールド
- スノーシュー
- スフィンクス
- セイシェルワ
- セイロンキャット
- セルカークレックス
- セレンゲティ
- ソコケ
- ソマリ
- ターキッシュアンゴラ
- ターキッシュバン
- チートー
- チャウシー
- デザートリンクス
- テネシーレックス
- デボンレックス
- トイガー
- ドウェルフ
- ドラゴンリー
- トンキニーズ
- ドンスコイ
- ナポレオン
- ネベロング
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サ行に属する猫の種類
- タ行に属する猫の種類
- ナ行に属する猫の種類
- バーマン
- バーミーズ
- バーレイニディルムンキャット
- ハイランドリンクス
- ハバナブラウン
- ハバリ
- バリニーズ
- バンビーノ
- ピーターボールド
- ピクシーボブ
- ヒマラヤン
- フォールデックス
- ブラジリアンショートヘアー
- ブランブル
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ブリティッシュロングヘアー
- ペルシャ
- ベンガル
- ボンベイ
- マンクス
- マンダレイ
- マンチカン
- ミヌエット
- ミンスキン
- メインクーン
- メコンボブテイル
- モハーベスポッテド
- モハーベボブ
- ユークレイニアンレフコイ
- ヨークチョコレート
- ヨーロピアンショートヘア
- ライコイ
- ラガマフィン
- ラグドール
- ラパーマ
- ラムキン
- ロシアン・ブルー
- ハ行に属する猫の種類
- マ行に属する猫の種類
- ヤ行に属する猫の種類
- ラ行に属する猫の種類