アメリカンボブテイルの性格・外見の特徴、飼い方などを徹底解説!|猫の保険
ワイルドな見た目が特徴的なアメリカンボブテイル。日本のペットショップではあまり見かけないアメリカンボブテイルですが、その愛らしさから人気急上昇中の猫種です。
大切なアメリカンボブテイルと少しでも長く生活するために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではアメリカンボブテイルの性格や特徴、かかりやすい病気・ケガなどを解説します。
- アメリカンボブテイルの基本情報
- アメリカンボブテイルの性格の特徴
- アメリカンボブテイルの外見の特徴
- アメリカンボブテイルの飼い方のポイント
- アメリカンボブテイルの飼い方の注意点
- アメリカンボブテイルの気を付けたい病気とは?
- 愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう
- まとめ
アメリカンボブテイルの基本情報
アメリカンボブテイル(American Bobtail)はアメリカ生まれで、さまざまな形の短い尻尾が特徴的な猫種です。尻尾はまっすぐなものから結んだようなもの、巻いたものまで分かれています。猫の中では大きいサイズに位置しています。
アメリカンボブテイルの平均寿命は14〜18歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なのに比べて、少し長めといえるでしょう。
アメリカンボブテイルの歴史について
尻尾が折れ曲がっていたり、短かったりするものをボブテイルと呼びます。
アメリカンボブテイルの原産国はアメリカで、1960年ごろに、アリゾナ州のサンダース夫婦が尻尾の短い縞模様の猫を見つけたことが、アメリカンボブテイルの原点だといわれてます。その猫と、夫婦が元々飼っていた猫との交配で生まれた子猫に短い尻尾をもつ個体がいたことから、短尾が優性遺伝だと判明し、繁殖する計画が始まりました。
順調にいくかと思われたその後でしたが、近親交配のために遺伝性疾患が多発するようになってしまったため、ボブテイルの育種は次第に廃れていってしまいました。
しかし、1970年代後半になると、他のブリーダーたちの間でもアメリカンボブテイルを正式な猫種として確立しようという動きが活発になり、1989年にTICAから公認されました。
アメリカンボブテイルの性格の特徴
アメリカンボブテイルは、大きい体やワイルドな見た目とは異なり、穏やかで社交的な性格をしています。他の猫や子供にもフレンドリーなので、多頭飼いや小さなお子さんがいる家庭にもおすすめできる猫種です。その優しさから、アメリカでは動物介在療法であるアニマルセラピーにも参加し、「猫界のゴールデンレトリバー」とも呼ばれています。
一方、好奇心旺盛でハンティング気質な面もあります。遊ぶことも大好きなので、猫じゃらしやおもちゃを使ってたくさん遊んであげると喜ぶでしょう。ただし、虫などを追いかけて誤って食べてしまうこともあるので、注意してあげてくださいね。
アメリカンボブテイルの外見の特徴
アメリカンボブテイルといえば、大きな体と短い尻尾が特徴的ですが、その他にもさまざまなチャームポイントがあります。ここからは、アメリカンボブテイルの外見の特徴について詳しく解説します。
サイズの特徴
アメリカンボブテイルの標準的な体重は3〜7kgと、一般的な猫に比べると倍ほどに大きくなっています。骨格はしっかりとしていて、筋肉質で大型の「ロング&サブスタンシャルリンクス」のタイプに分類されています。
顔つきの特徴
アメリカンボブテイルの顔の形は、丸みを帯びながらも引き締まったくさび形で、鼻筋が綺麗に通っています。また、耳はツンと三角に尖っており、耳の先にはメインクーンと同じような「リンクスティップ」という長い飾り毛があることもありますよ。
毛色・被毛・模様の特徴
アメリカンボブテイルは短毛種と長毛種に分かれており、短毛種の場合「アメリカンボブテイルショートヘア」と呼ばれることがありますが、一般的な短毛種よりはやや長い被毛をしています。また、長毛種は短毛種よりも被毛が密集しておらず、長さはセミロングくらいです。
アメリカンボブテイルの毛色の種類は非常に豊富で、さまざまな品種と交配されてきた経緯から、全ての毛色が認められています。代表的な色としては、白・黒・ブルー・レッド・クリーム・チョコレートなどがあります。
アメリカンボブテイルに認められる代表的な模様は4つあります。
◼️タビー(縞模様)
アメリカンボブテイルの模様の中で最もよく見られる模様です。ブラウン、シルバー、レッドといった毛色のベースの上に黒い縞模様が入っています。
◼️キャリコ&バイカラー(3色/2色模様)
キャリコはいわゆる三毛のkとで、バイカラーはベースとなる毛色の割合が40〜60%の状態で、背中や腹部に濃い毛色が入っています。
◼️ポインテッド
ポインテッドは、ホワイトやクリームなどの薄い毛色をベースに、体の一部分だけ濃い色がついています。
ポイントカラーとされる毛色には、2種類の色が入ることもあるそうです。
◼️トータルシェル
トータルシェルは、レッド系の被毛がまだらに散らばり、まるで亀の甲羅のように見える模様です。
アメリカンボブテイルとジャパニーズボブテイルの違いは?
アメリカンボブテイルとジャパニーズボブテイルは、どちらも短い尻尾を持っており、大変よく似た猫種ですが、決定的な違いは「遺伝」です。ジャパニーズボブテイルは、両親から異なる遺伝子をもらった結果、形式として現れにくいとされる「劣性遺伝」となっています。したがって、ジャパニーズボブテイル同士で交配しなければ、短い尻尾の個体は生まれません。
それに対してアメリカンボブテイルの場合は、「優性遺伝」なので、アメリカンボブテイルの遺伝子が子猫に現れやすくなっています。2つの猫種は、似ているようで、遺伝子的には全く別の猫種なのです。
アメリカンボブテイルの飼い方のポイント
アメリカンボブテイルと一緒に暮らすためには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。ここからは、アメリカンボブテイルと快適に暮らすための運動量や食事、日々のお手入れについて解説していきます。
1:運動量
アメリカンボブテイルは、体力があり活発なので、十分な運動量を確保する必要があります。好奇心と冒険心が強いため、外に逃がしてしまうと帰ってこなくなる可能性があるため、室内で十分な運動ができるように工夫してあげてください。
キャットタワーや棚などを使って上下運動ができるようにしたり、時間を作って猫じゃらしやおもちゃで遊んであげると喜んでくれるでしょう。
中には、犬のようにキャッチボールを好む個体もいるので、知的な遊びを一緒に楽しんでみるのもおすすめです。
2:食事
アメリカンボブテイルは運動量が多いため、十分な動物性タンパク質が含まれている総合栄養食を与えましょう。また、アメリカンボブテイルのエネルギー需要に応えるためには、脂質バランスにも注意する必要があります。良質な動物性脂肪が含まれているフードを選ぶようにしてあげてくださいね。
加えて、アメリカンボブテイルのふわふわした毛並みを保つために、毛並みをキープする成分であるオメガ3脂肪酸が入っている白身魚系のフードを選ぶのもおすすめします。
3:ブラッシング
短毛種の場合は、週に1〜2回、獣毛ブラシやラバーブラシを使って優しくブラッシングをしてあげてください。換毛期を迎えると、量は少ないものの抜け毛が起こります。普段より念入りにケアしてあげてください。
長毛種の場合は、短毛種よりも抜け毛が多くなります。最低週に2回はブラッシングとコーミングをするようにしましょう。換毛期の際にはシャンプーをしてあげるのも良いでしょう。部屋に舞ってしまった抜け毛は掃除機をかけたり、ガムテープやコロコロクリーナーなどを使用して、お部屋を清潔に保つことも大切です。
アメリカンボブテイルの飼い方の注意点
アメリカンボブテイルと一緒に暮らす際に注意すべきことについて、3点ご紹介します。
留守番が苦手
アメリカンボブテイルは、社交的で愛情深い分、寂しがりやな一面を持っています。
そのため、長時間の留守番やひとりぼっちは苦手です。なるべく長時間の留守はしないようにしたり、多頭飼いをするなど、独りの時間を極力作らないようにしてあげましょう。
肥満には気をつける
アメリカンボブテイルは、一般的な猫よりも大きく、エネルギー消費も行うため十分な食事量が必要になります。ただ、食欲旺盛な猫のため、肥満には注意が必要です。適切な量も守って食事やおやつを与えてくださいね。
完全室内飼いを徹底する
アメリカンボブテイルは、好奇心や冒険心が強いため、一度逃してしまうと帰ってこなくなる可能性があります。家に迎え入れたら脱走対策をしっかりと行い、完全室内飼いにするのが安心です。
アメリカンボブテイルの気を付けたい病気とは?
アメリカンボブテイルは、育種途中に遺伝性疾患が起きたため、慎重に計画を立て直されて成立した猫種です。そのため、遺伝性疾患は少ないですが、猫全般がかかりやすい泌尿器科系の疾患には気をつける必要があります。
膀胱炎
膀胱炎とは、細菌感染やストレスなどにより、膀胱に炎症が起こる病気です。猫は水分摂取量が少ない特徴があるので、膀胱炎が多発しやすい傾向があります。残尿感から通常よりも長時間の排尿姿勢をとるなどの症状がみられたら、膀胱炎を疑いましょう。血尿が出ることもあるので、トイレの砂を白い砂にしておくと早期発見しやすくなります。
尿石症
尿石症とは、尿管や腎臓、尿道や膀胱に砂や石ができてしまう疾患です。ミネラルの摂りすぎや、ビタミンや水分の不足、ストレスなどが原因で発症します。尿に血が混ざっていたり、頻尿になるなどの症状が見られた際は、尿石症を疑いましょう。
腎不全
腎不全とは、腎臓機能の低下により、腎臓の機能が十分に働かなくなってしまう状態をいいます。原因はさまざまですが、腎臓の機能の75%が障害されるまでは目立った症状が出ないため、気付きにくい病気といわれています。進行が進むと多飲多尿を引き起こし、元気や食欲が落ちる、吐き気や嘔吐といった症状があらわれます。一度悪くなった腎臓は治りませんが、早期発見できれば進行を遅らせることができるので、定期的に検査を受けることが重要です。
愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう
アメリカンボブテイルは、他の純血種と比べて遺伝性疾患にかかりにくい猫種ではありますが、泌尿器科系の疾患など、気をつけるべき病気もあります。また、突然の手術が必要になった場合には高額の医療費がかかることもあります。
アメリカンボブテイルを安心して育てるためには、もしもの時に備えてペット保険に入ることをおすすめします。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、万が一の時に十分な治療を受けさせることが可能です。
いぬとねこの保険 保険料例
※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません
まとめ
大きな体と短い尻尾が魅力的なアメリカンボブテイル。その温厚で優しい性格で、世界中の人を虜にしています。他の猫種と比べると、特定の病気にかかりにくい猫種ではありますが、気をつけるべき病気はいくつかあります。ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、アメリカンボブテイルがかかりやすい病気を理解し、必要性に応じたペット保険を選べるようにしましょう。
猫種分類表
猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません
下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。
猫種
- アビシニアン
- アメリカンカール
- アメリカンキューダ
- アメリカンショートヘア
- アメリカンボブテイル
- アメリカンポリダクティル
- アメリカンワイヤーヘア
- アメリカンリングテイル
- アラビアンマウ
- アルパインリンクス
- イジアン
- ウラルレックス
- エイジアン
- エキゾチック・ショートヘア
- エジプシャン・マウ
- オイイーボブ
- オーストラリアンミスト
- オシキャット
- オホサスレス
- オリエンタル
- オリエンタルバイカラー
- カラーポイントショートヘア
- カリフォルニアスパングルド
- キプロスアフロディーテ
- キムリック
- キンカロー
- クリッパーキャット
- クリリアンボブテイル
- コーニッシュレックス
- コラット
- ア行に属する猫の種類
- カ行に属する猫の種類
- サイベリアン
- サバンナ
- サファリ
- ジャパニーズボブテイル
- ジャーマンレックス
- シャム
- シャルトリュー
- シャンティリー
- ジェネッタ
- シンガプーラ
- スキフトイボブテイル
- スクーカム
- スコティッシュフォールド
- スノーシュー
- スフィンクス
- セイシェルワ
- セイロンキャット
- セルカークレックス
- セレンゲティ
- ソコケ
- ソマリ
- ターキッシュアンゴラ
- ターキッシュバン
- チートー
- チャウシー
- デザートリンクス
- テネシーレックス
- デボンレックス
- トイガー
- ドウェルフ
- ドラゴンリー
- トンキニーズ
- ドンスコイ
- ナポレオン
- ネベロング
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サ行に属する猫の種類
- タ行に属する猫の種類
- ナ行に属する猫の種類
- バーマン
- バーミーズ
- バーレイニディルムンキャット
- ハイランドリンクス
- ハバナブラウン
- ハバリ
- バリニーズ
- バンビーノ
- ピーターボールド
- ピクシーボブ
- ヒマラヤン
- フォールデックス
- ブラジリアンショートヘアー
- ブランブル
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ブリティッシュロングヘアー
- ペルシャ
- ベンガル
- ボンベイ
- マンクス
- マンダレイ
- マンチカン
- ミヌエット
- ミンスキン
- メインクーン
- メコンボブテイル
- モハーベスポッテド
- モハーベボブ
- ユークレイニアンレフコイ
- ヨークチョコレート
- ヨーロピアンショートヘア
- ライコイ
- ラガマフィン
- ラグドール
- ラパーマ
- ラムキン
- ロシアン・ブルー
- ハ行に属する猫の種類
- マ行に属する猫の種類
- ヤ行に属する猫の種類
- ラ行に属する猫の種類