ペルシャの保険 | 性格や寿命、値段、飼いやすさなどを徹底解説
ゴージャスでふさふさの毛並みと落ち着きのある優雅な性格から「猫の王様」と呼ばれているペルシャをご存知でしょうか。猫の中でも長い歴史をもち、世界中の人から愛されている猫種です。しかし、他の猫と比べて遺伝性疾患にかかりやすい猫種でもあります。大切なペルシャと少しでも長く生活するために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではペルシャの性格や特徴、かかりやすい病気・ケガなどを解説します。
- ペルシャ猫の主な特徴
- ペルシャの性格は?
- ペルシャの誕生と歴史
- ペルシャの飼い方とポイント
- ペルシャの毛色の種類
- ペルシャの平均寿命
- ペルシャがかかりやすい病気
- 愛猫のもしもに備えてペット保険も検討しよう
- まとめ
ペルシャ猫の主な特徴
分厚いふわふわの被毛が特徴的なペルシャ猫。ボディタイプは「コピータイプ」に分類されており、胴体が短めで肩や腰幅が広く、全体的にずんぐりとした体型をしています。成猫の時点で、体長は約60〜80cmとなり、オスが約3.0kg〜5.5kg、メスが約3.0kg〜5.0kgになります。猫の中では中型の大きさです。愛嬌のあるぺちゃんこの顔も特徴的で、鼻は低めで上向きになっています。潰れた鼻の高さによって、古くからのタイプであるトラディショナルと、より鼻が潰れているエクストリームの2つのタイプに分けられます。
また、大きくて真ん丸の目と、離れ気味の大きな丸い耳もペルシャの特徴の一つといえるでしょう。
チンチラ・ヒマラヤンとの違いは?
猫の中で長い歴史をもつペルシャから派生した猫種は多く存在しています。チンチラやヒマラヤンもペルシャ猫の血を引いている猫です。チンチラはペルシャ猫の毛色の一つです。「チンチラ」と呼ばれる毛色は毛先5分の1以下に黒の着色がある個体を指し、チンチラシルバー(白ベースに黒が混じった色)とチンチラゴールド(茶色ベースに黒が混じった色)の2種類の毛色に分かれています。チンチラは猫種ではありませんが、その毛並みの美しさからペルシャの中でもチンチラを好む人は多く存在します。ヒマラヤンはペルシャ猫とシャム猫の交配によって誕生した猫種です。長毛でゴージャスな被毛の中にポイントカラーの毛色があることや、ブルーの目が特徴的です。
関連リンク:ヒマラヤン
ペルシャの性格は?
ペルシャは基本的に、穏やかで落ち着いた性格をしています。成猫になるにつれて活発に動くことも鳴くことも少なくなり、室内でゆっくり過ごすことを好みます。元々鳴くことも少ない猫種なので、マンションやアパートに住んでいる方にもおすすめです。猫らしい気分屋でマイペースな一面もあり、ベタベタすることは好みませんが、突然膝の上に乗ってきたりと甘えん坊の時もあります。愛情深さも持ち合わせているので、付かず離れずの絶妙な距離感で寄り添ってくれるでしょう。メスよりもオスの方が感情表現が豊かで甘え上手。メスはオスよりも落ち着いた性格をしています。
ペルシャの誕生と歴史
ペルシャは、古代から存在していたとされる猫種です。正確な起源は不明ですが、最も古い記録は1500年代半ばのものとされ、象形文字にまでもペルシャが登場しているともいわれています。ペルシャは16世紀ごろトルコからイタリアに渡り、18世紀頃にはヨーロッパの貴族から愛される人気の猫種になりました。その後、イギリスで初めて開催されたキャットショーに出陳されると、19世紀にはアメリカを中心とした世界中で育種が行われるようになります。20世紀には選択交配により、"ペキフェイス"と呼ばれる鼻の短いペルシャが誕生します。しかし極端に鼻が短いことから、涙道が短くなり常に涙が溢れてしまったり、鼻腔狭窄になるなど健康上の問題がクリアできなかったため、ペキフェイスは1958年から1995年までわずかに98頭が登録されたのみとなっています。欧米の一部のキャットショーでは鼻の短いエクストリームタイプが好まれていますが、家庭では、健康上の問題がより少ない昔ながらのペルシャが好まれています。ペルシャは他の様々な猫種のベースとなっており、前述したチンチラやヒマラヤンの他にも、ペルシャとブリティッシュショートへアの交配から誕生したエキゾチックショートヘアなど、世界中に人気を誇っている猫種も多く存在します。
ペルシャの飼い方とポイント
食事について
ペルシャのキャットフード選びのポイントを3つご紹介します。
高たんぱく・低炭水化物
筋肉質であるペルシャの体型を維持するためには、動物性たんぱく質を多く摂取する必要があります。また、炭水化物を摂りすぎると肥満になりやすくなるだけでなく、消化機能の低下や高血糖を引き起こすリスクが高まるので低炭水化物のフードをおすすめします。特にペルシャは肥満になりやすいので、食べ過ぎにも注意してください。
被毛に気遣った成分
ペルシャの綺麗な被毛を保つために、オメガ3系不飽和脂肪酸や、オメガ6系不飽和脂肪酸を含んだフードを選びましょう。また、ペルシャは長毛種のため毛づくろいの際に自分の被毛を飲み込みやすいので、食物繊維が多く含まれたフードを選ぶのもおすすめです。
食べやすい形・サイズのフードを選ぶ
ペルシャは舌の裏側を使った独特な食べ方をするので、サイズが大きすぎるものや、いびつな形をしているフードは不向きだといえます。食べやすい小粒で丸みのあるフードを選ぶようにしましょう。
運動について
「猫の王様」と呼ばれるペルシャ猫ですが、運動が苦手で肥満になりやすい猫種といわれています。肥満は様々な病気の原因になるので、適度な運動習慣をつけることが重要です。ベッドと併用できる低めのキャットタワーを設置したり、1日10分程度、猫じゃらしで遊んであげるなど、マイペースなペルシャ猫が運動を継続できる工夫をしましょう。猫じゃらしは猫の狩猟本能をかきたてやすいので、運動が苦手なペルシャ猫も飛びついてくれるでしょう。
お手入れ方法について
こまめなブラッシングを行う
長毛で綺麗なペルシャ猫の被毛を保つためにお手入れは欠かせません。毛球症の予防にも繋がるので、できるだけ毎日ブラッシングを行うようにしましょう。特に首の周りの毛は毛量が多いので、丁寧なグルーミングが必要となります。
目と鼻のケアも丁寧に
短頭種であるペルシャ猫の目は常に涙が出ている状態です。放置すると涙やけができてしまうこともあるので、こまめに濡れたタオルなどで綺麗にしてあげましょう。また、涙は鼻涙管を通って鼻から出ることもあるので、食事の後やブラッシングの際にも気をつけてあげるようにしましょう。
食事管理をしっかり行う
ペルシャ猫は、落ち着いた性格がゆえに運動を好まない猫種なので、肥満になりやすい傾向があります。食事量はしっかりと管理してください。肥満気味になっていても分厚い被毛でわからないこともあるので、スキンシップを通して肥満チェックも行いましょう。
ペルシャの毛色の種類
ペルシャ猫の毛色は大きく分けて7種類あります。「シルバー&ゴールデン」「ソリッド(単色)」「スモーク&シェーデット」「パーティーカラー」「タビー(縞模様)」「キャリコ(三毛)&バイカラー(2色の毛色)」「ヒマラヤン」の7種類です。シルバー&ゴールデンは前述したチンチラを指します。スモーク&シェーデットのスモークは、毛先から1/2または3/4まで色がついていて、根本は白くなっている毛色のことを指します。シェーデットの場合は、毛先から1/2程度まで色がついていて、根本の毛は白くなっています。パーティーカラーは2種類に分けられていて、ブラックとレッドの「トーティシェル」とブルーとクリームの複合色の「ブルークリーム」です。
ペルシャの平均寿命
ペルシャ猫の平均寿命は、15歳〜20歳とされています。猫全体の平均寿命が14〜15歳なので、大切に飼育すれば、比較的長生きしてくれる猫種だといえます。しかし、遺伝性疾患にかかりやすい猫種なので、病気の原因となるストレスのない環境づくりを行うとともに、健康管理もしっかりと行うことが大切です。
ペルシャがかかりやすい病気
ペルシャ猫は他の猫種より長生きの傾向がありますが、遺伝性疾患にかかりやすい猫種でもあります。特に多発性嚢胞腎においては、親のどちらかにこの病気の遺伝子があると50%の確率で受け継がれてしまいます。この遺伝性疾患は、症状が進行すると慢性腎不全になって、命を失うこともある恐ろしい病気です。根本的な治療法がないので完治は難しいといわれています。予防のためには日頃から綺麗な水を与え、排尿がスムーズにできる環境を整えるようにしましょう。
また、ペルシャ猫は遺伝的に尿石ができやすいので、尿石症にも気をつけましょう。
頻尿や血尿などの症状が見られたら尿石症の恐れがあります。結石の予防は、食事管理に気を使い、十分に水を取らせ、適度な運動などに努めることが重要です。
ペルシャ猫はその他、流涙症、眼瞼内反などの眼病や肥大型心筋症などの心臓病、過敏性皮膚炎などの皮膚病にもかかる可能性があります。皮膚病予防としてはブラッシングや保湿などスキンケアを行い、眼病予防のためには涙や目やにをこまめに拭き取ってあげるなど、日々のお手入れをしっかりと行いましょう。
愛猫のもしもに備えてペット保険も検討しよう
ペルシャ猫は他の猫種と比べると長生きしやすい傾向がありますが、前述したように血統特有の疾患にかかりやすい猫種です。尿石症や流涙症は再発しやすい疾患のため、長期に渡る通院が必要になります。また、病気によっては高額な手術が必要になる場合もあります。
ペルシャ猫を安心して育てるためには、もしもの時に備えてペット保険に入ることがおすすめです。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざという時に十分な治療を受けさせることができます。
いぬとねこの保険 保険料例
※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません
まとめ
長い歴史を持つ猫の王様、ペルシャ猫。その美しい長毛と上品な性格から、世界中の人から愛されている魅力的な猫種です。しかし、ペルシャ猫は遺伝性疾患にかかりやすい猫種です。ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、ペルシャ猫がかかりやすい病気を理解し、ニーズに合ったペット保険を選べるようにしましょう。
猫種分類表
猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません
下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。
猫種
- アビシニアン
- アメリカンカール
- アメリカンキューダ
- アメリカンショートヘア
- アメリカンボブテイル
- アメリカンポリダクティル
- アメリカンワイヤーヘア
- アメリカンリングテイル
- アラビアンマウ
- アルパインリンクス
- イジアン
- ウラルレックス
- エイジアン
- エキゾチック・ショートヘア
- エジプシャン・マウ
- オイイーボブ
- オーストラリアンミスト
- オシキャット
- オホサスレス
- オリエンタル
- オリエンタルバイカラー
- カラーポイントショートヘア
- カリフォルニアスパングルド
- キプロスアフロディーテ
- キムリック
- キンカロー
- クリッパーキャット
- クリリアンボブテイル
- コーニッシュレックス
- コラット
- ア行に属する猫の種類
- カ行に属する猫の種類
- サイベリアン
- サバンナ
- サファリ
- ジャパニーズボブテイル
- ジャーマンレックス
- シャム
- シャルトリュー
- シャンティリー
- ジェネッタ
- シンガプーラ
- スキフトイボブテイル
- スクーカム
- スコティッシュフォールド
- スノーシュー
- スフィンクス
- セイシェルワ
- セイロンキャット
- セルカークレックス
- セレンゲティ
- ソコケ
- ソマリ
- ターキッシュアンゴラ
- ターキッシュバン
- チートー
- チャウシー
- デザートリンクス
- テネシーレックス
- デボンレックス
- トイガー
- ドウェルフ
- ドラゴンリー
- トンキニーズ
- ドンスコイ
- ナポレオン
- ネベロング
- ノルウェージャンフォレストキャット
- サ行に属する猫の種類
- タ行に属する猫の種類
- ナ行に属する猫の種類
- バーマン
- バーミーズ
- バーレイニディルムンキャット
- ハイランドリンクス
- ハバナブラウン
- ハバリ
- バリニーズ
- バンビーノ
- ピーターボールド
- ピクシーボブ
- ヒマラヤン
- フォールデックス
- ブラジリアンショートヘアー
- ブランブル
- ブリティッシュ・ショートヘア
- ブリティッシュロングヘアー
- ペルシャ
- ベンガル
- ボンベイ
- マンクス
- マンダレイ
- マンチカン
- ミヌエット
- ミンスキン
- メインクーン
- メコンボブテイル
- モハーベスポッテド
- モハーベボブ
- ユークレイニアンレフコイ
- ヨークチョコレート
- ヨーロピアンショートヘア
- ライコイ
- ラガマフィン
- ラグドール
- ラパーマ
- ラムキン
- ロシアン・ブルー
- ハ行に属する猫の種類
- マ行に属する猫の種類
- ヤ行に属する猫の種類
- ラ行に属する猫の種類