【早見表あり】猫の年齢を人間の年齢に換算する方法などを解説!
猫は人間よりも年をとるのが早いといわれていますが、愛猫が人間でいうと何歳なのか、疑問をもつ飼い主さんは多いのではないでしょうか?
今回は、猫の年齢を人間の年齢に換算する方法や、愛猫に健やかに長生きしてもらうための秘訣をご紹介します。年齢の早見表も載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 猫は何歳から大人?
- 猫の年齢を人間の年齢に換算する計算方法
- 猫の年齢別の特徴とは?
- 家猫と外猫の年齢は大きく異なる
- 猫の平均寿命とは?
- 愛猫の健康・長寿のためにできることは?
- 愛猫のために「ペット保険」の検討を
- まとめ
猫は何歳から大人?
猫の年をとるスピードは早く、猫種によって多少の違いはあるものの、生後1年〜1年半を過ぎたら、立派な大人=成猫になります。
生後1ヶ月ですでに人間の「1歳」に相当し、生後2ヶ月では「3歳」、生後3ヶ月で「5歳」に相当します。1ヶ月で2歳くらい年をとると考えるとわかりやすいでしょう。
猫の年齢を人間の年齢に換算する計算方法
猫は、最初の1年目で人間の年齢の18歳まで成長し、2年目で24歳、3年目以降は1年に4歳のペースで歳を重ねていくといわれています。
したがって、猫の年齢を人間の年齢に換算する計算方法は、2年目以上の場合は【24+(猫年齢-2歳)×4】となります。
ただし、猫種や飼育環境によって個体差があるので、この計算方法はあくまで目安として参考にしてください。
年齢早見表
計算方法を使えば、猫の年齢を人間の年齢に換算することができますが、計算をしなくても、年齢早見表を活用すればすぐに愛猫の年齢を換算することができます。
猫種や飼育環境などによる個体差はありますが、以下の年齢早見表を参考にしてみてください。
猫の年齢 | 人間の年齢 | 成長段階 |
---|---|---|
2週間 | 半年 | 子猫 |
1ヶ月 | 1歳 | |
2ヶ月 | 3歳 | |
3ヶ月 | 5歳 | |
6ヶ月 | 9歳 | |
9ヶ月 | 13歳 | |
1歳 | 17歳 | 成猫(成人期) |
1歳半 | 20歳 | |
2歳 | 23歳 | |
3歳 | 28歳 | |
4歳 | 32歳 | |
5歳 | 36歳 | |
6歳 | 40歳 | |
7歳 | 44歳 | 高齢猫(高齢期) |
8歳 | 48歳 | |
9歳 | 52歳 | |
10歳 | 56歳 | |
11歳 | 60歳 | |
12歳 | 64歳 | |
13歳 | 68歳 | |
14歳 | 72歳 | |
15歳 | 76歳 | |
16歳 | 80歳 | |
17歳 | 84歳 | 超高齢猫(超高齢期) |
18歳 | 88歳 | |
19歳 | 92歳 | |
20歳 | 100歳 |
猫の年齢別の特徴とは?
猫も人間と同じで、子供から大人になる年齢や出産する年齢など、さまざまなライフイベントがあります。年齢に応じて適切な食事や運動をさせてあげることで、愛猫の長寿に繋がるので、猫の年齢ごとの特徴をみていきましょう。
子猫期(0〜1歳)
0〜1歳は人間でいうなら赤ちゃんから高校生くらいまでの、成長が著しい子猫期です。
生後3週間ごろまで母乳のみで育ちます。子猫の平均体重は、生後3ヶ月で約1〜1.5kg、4ヶ月頃で約2kg、8ヶ月頃で3〜3.5kgとなり、子猫の成長がほぼ止まる1歳頃で3.5〜5.5kg程度であれば、心配する必要はありません。
生後2週〜9週は「社会化期」と呼ばれる時期で、この間にさまざまな体験をさせておくと、社交的で飼いやすい猫になります。
また、生後4ヶ月〜5ヶ月頃には発情期に入り、尿をスプレー状にまき散らしたり、夜泣きしたりする場合もあります。猫は比較的妊娠しやすい動物なので、避妊手術を検討する際には、初めての発情が来る前がおすすめです。
成猫期(1歳〜7歳)
猫は個体差はあるものの、1歳〜1歳半で成猫になります。一般的な成猫の体重は3〜5kgです。この時期は最も猫が活発に活動する期間です。子猫用のフードから成猫用に切り替えてあげるとともに、肥満にならないように食事管理をしっかりと行いましょう。また、一緒に遊んで運動不足にならないようにしてあげてください。
高齢期/シニア猫期(7歳〜)
7歳以降からは、少しずつ老化が始まる時期です。猫によっては、運動量が突然減る個体もいるので、肥満対策はしっかりと行ってください。フードは成猫用からシニア用に変えてあげましょう。また、病気にかかりやすくなってくるので、定期的に体調をチェックしてあげる必要があります。
家猫と外猫の年齢は大きく異なる
アメリカの猫情報サイト「catster」に掲載されていた表によると、外猫(OUTDOOR)の場合、完全室内飼育の猫(INDOOR)に比べて、平均寿命が短いというデータが出ています。
外枠の濃い茶色が外猫の人間年齢で、内側の赤茶色が家猫の人間年齢、そして内側の青い年齢が猫の年齢となっています。
この表の13歳の猫で比べると、家猫の場合は68歳ですが、外猫の場合は112歳と大きく年齢に違いが出ていることがわかります。
外で暮らす猫は室内で暮らす猫に比べて、事故にあったり病気になってしまうリスクが高まるので平均寿命が短くなることが原因として挙げられます。
それに対して室内飼育だと、温度調節ができることや、体調の変化にすぐに気がつけるというメリットがあります。
現在外で飼育している方は、愛猫の様子を観察した上で、室内飼育に切り替えることを検討してもいいかもしれません。
しかし、この表だと外猫の定義付けが不明確なことに加え、日本の統計ではないので、あくまで参考程度にみてくださいね。
猫の平均寿命とは?
一般的に猫の平均寿命は12〜18年程度といわれており、平均寿命は年々伸びている傾向にあります。また、前述したように、完全室内飼育であれば、交通事故や感染症のリスクがないため、比較的長生きする猫が多いようです。
愛猫の健康・長寿のためにできることは?
愛猫と1日でも長く過ごすためには、子猫の時からちょっとしたことに気を遣って生活してあげましょう。ここからは、愛猫に長生きしてもらうために気をつけたい4つのポイントについてご紹介します。
食事
猫の食事や水分、運動量のバランスが崩れると、肥満や病気につながる危険性があります。
また、猫は肥満になりやすく、室内飼いの猫は40%が肥満または肥満予備軍といわれています。餌の与えすぎには注意し、バランスの良いフードを与えるようにしましょう。
飼育環境
猫にとってストレスは大敵です。愛猫がリラックスできる静かな環境を必ず作ってあげるようにしてください。また、猫はとてもきれい好きなので、トイレが汚れていると排泄をやめてしまうことがあります。トイレの衛生管理をこまめに行うようにしましょう。
運動
適度な運動を行うことも、長生きする秘訣です。運動不足は猫にとって肥満やストレスの原因となります。1日10分でもいいのでおもちゃで遊んであげたり、キャットタワーを設置するなどして、猫が運動しやすい環境を作ってあげましょう。
定期検診・健康チェック
猫は「痛い」「痒い」などの言葉が話せないので、毎日健康チェックを行う必要があります。尿や便の色に異変はないか、食欲は大丈夫かチェックしたり、ブラッシングをする際には、皮膚や被毛に異変がないかを確認するようにしましょう。
また、年に1回、定期検診に行くことを推奨します。高齢(10歳程度)になった場合は、半年に1回の頻度で診てもらうのがよいでしょう。早期発見することで、高額な医療費を抑えることができます。
愛猫のために「ペット保険」の検討を
定期検診をしっかり受けていても、突然高額な医療費が必要になるような場合があるかもしれません。そんな愛猫の"もしも"の時のために、ペット保険に入ることをおすすめします。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざという時に十分な治療を受けさせることができます。
いぬとねこの保険 保険料例
※ネクストとライトは、50%プラン・月払・インターネット割引・免責額適用特約セットの場合。ミニは70%プランのみ。インターネット割引は継続時には適用されません
まとめ
今回は、猫の年齢を人間の年齢に換算したら何歳になるのか、猫の平均寿命や長生きの秘訣について解説しました。大切な愛猫と1日でも長く過ごすためには、猫にストレスを与えない飼育環境を整えることが重要です。
また、ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なります。
愛猫がかかりやすい病気を理解し、必要に応じたペット保険を選べるようにしましょう。