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猫が入院?!万が一に備えて事前に知っておこう

愛猫には、末長く健康でいてもらいたいものですよね。しかし、重い病気やケガをしてしまったとき、愛猫の健康を考えると入院させるしか方法がないというケースも十分考えられます。そのような万が一に備えて、「どのくらいの費用がかかるか」「退院後のホームケアはどうするのか」など、事前に知っておくことが大切です。

今回は、猫が入院したときに備えて、事前に知っておきたい情報を公開します。

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猫の入院が必要なのはどんな時?

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猫の入院が必要なのはどんなときなのでしょうか。4つの場面に分けて解説します。

①経過観察

愛猫の活気とは関係なく、病院で診察を受けたり入院しなければならないことがあります。経過観察に伴う入院は、全身麻酔の後が一般的です。例えば、メスの避妊手術で全身麻酔を施した場合、神経症状や出血に備え入院して経過を観察することが多いです。また、短時間の麻酔であれば、入院しての経過観察は必要ないことが多いです。

②通院では出来ない処置を行う

通院では出来ない治療や処置をおこなう場合は、入院するのが一般的です。点滴や酸素吸入、持続的薬物の投与、継続した検査などをおこなう場合、入院するケースが多いです。また、病状が重く緊急性を要する場合は、ICUと呼ばれる集中治療が施される特別病棟で入院します。

③飼い主都合

飼い主の都合で入院をするケースも少なくありません。例えば、仕事の関係上定期的な通院ができないなど、家を空けることが多いなかで愛猫の治療をしなければならないといった家庭が多いようです。

④その他

非常に珍しいケースですが、病院の都合による入院もあるといわれています。稀に、入院頭数のノルマを設定している病院があり、入院しなくても良い状態でも入院を勧められるケースがあります。少しでも診断に疑念を抱いたときは、他の動物病院でセカンドオピニオンをおこなうことがおすすめです。

猫の入院施設は主に3種類

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猫の病状や対症法によって入院施設が異なります。種類は主に以下の3つです。

①一般入院室

犬猫で共通の場合と犬だけ、猫だけの部屋に分かれている病院があります。ステンレス製のケージと呼ばれるボックスに入れられる場合がほとんどです。

②隔離入院室

個室になっていて他の部屋と空気が遮断されています。伝染病を患った猫が入院します。

③ICU入院室

集中治療室とも呼ばれます。一般の入院室は病院の奥の見えない場所に置かれることが多いですが、ICUはつねに病院スタッフの目の届く場所に置かれます。温度・湿度・酸素濃度がつねに一定にコントロールされ扉も内部が見やすい素材でできています。昔は人の保育器を流用していましたが現在は犬猫専用のものが市販されています。

猫の入院中の、夜間対応は?

つきっきりで24時間監視しているわけではありません。回診時間は病院によっていろいろですし、入院している動物の状態により回診する回数も日によって変わります。

テレビカメラで監視する装置などもありますが、やはりこれを見るのも人間ですから寝ないで見ているわけにもいきません。

ほとんどの動物病院では当直医制度などはありませんので、その病院の院長が夜中に起きて見回りをしています。重症患者が続くと院長は寝不足になってしまうことも。

猫の入院中の生活面

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猫の入院中はどのような生活なのでしょうか。食事や面会の規則について解説します。

猫の入院中の食事

通常1日2回です。食事は一般的な病院で推奨されるキャットフードが使用されます。病気によっては処方食になります。

「うちの猫は高級マグロしか食べない」などの偏食がある場合は、食事を持参すると(病気に影響が無い限り)その食事を与えてくれます。しかし、家だと偏食だけれど入院すると与えられたキャットフードを食べる事が多いです。

猫の入院中の面会

可能です。事前に連絡し、病院の指定する時間に会いに行くようにします。
稀にですが面会させないという病院もあります。これは内部を見られると困る何らかの理由があるからでしょう。どんな環境に自分の猫が入院しているのかを知るのは飼い主の当然の権利です。

猫の入院に要する費用

1位の「慢性腎臓病」は、1回あたりの平均入院日数が4.6日、診療費の平均値が約70,000円となっています。慢性腎臓病は、猫がかかりやすい病気といわれていますが、このデータからも納得できますね。続いて2位は「消化管内異物/誤飲」で約110,000円。上位10位の中では最も高額です。エコー検査やレントゲン検査、場合によってはバリウム検査を行ったり、内視鏡を使用しての処置を行うこともあり、診療費がかかるのも致し方ないといえます。

「尿道閉塞」の約100,000円もトップ10の中では高額といえます。尿道閉塞は、尿道に結石が詰まってしまったり、腫瘍などが原因で尿道が圧迫されて、尿道がふさがってしまう病気です。日頃から愛猫の様子を観察して、排尿時や尿自体に変化があったら、動物病院へ連れて行くようにしましょう。

猫の退院後に気をつけること

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入院中は緊張のため大人しくしているけれど、帰宅してから傷口(手術部位)を舐めてしまう猫がとても多いです。その場合は舐めるのを防止するためにエリザベスカラーの装着が必要な場合もあります。

避妊手術などを除けば、入院するのは重症例ですから、症状の変化があれば病院に気軽に相談してください。

愛猫のもしもに備えて保険に加入しましょう

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あなたの愛猫をより長く大切に育てるために、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

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いかがでしたか。今回は、猫の入院中の生活や費用、退院後に気をつけるべきことなど、入院するなら事前に知りたい事柄を解説しました。猫も人間と同様に、入院の前は不安になったりストレスを抱えてしまうケースは少なくありません。事前に調べて確認するということは、飼い主にとっての義務でもあります。入院前の事前準備の参考にしてくださいね。