犬と猫のペット保険|いぬとねこの保険

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ボンベイの保険 | 特徴や性格、飼い方を解説

黒豹を思わせる真っ黒な被毛と筋肉質なシルエットが美しいボンベイ。野生的な外観とは裏腹に人懐っこく穏やかな性格をしている魅力的な猫種です。しかし、ボンベイは排尿や呼吸などの日常の行動に異常がみられる疾患にかかりやすい猫種でもあります。大切なボンベイと少しでも長く生活するために、今後発生しうる医療費を考慮してペット保険を選びましょう。ご自身の予算やニーズに合ったペット保険を選ぶために、この記事ではボンベイの特徴や性格、飼い方のポイントやかかりやすい病気・ケガなどを解説します。

ボンベイ、見つめる、寝そべる

ボンベイの特徴は?

ボンベイ、上を向く


「小さな黒豹」と呼ばれるボンベイは、アメリカンショートヘアとバーミーズを掛け合わせて誕生した猫種です。そんなボンベイは一体どのような猫なのでしょうか。ボンベイの飼いやすさやサイズ、ルーツや性格について詳しくご紹介いたします。

①飼いやすさ

ボンベイはワイルドな見た目をしていますが、性格は穏やかでおとなしい性格をしており、飼いやすい猫として知られています。しつけもしやすく、初心者やご高齢の方にもおすすめできる猫種です。

②体格やサイズ

ボンベイのサイズは3〜5kgほどで、コンパクトながらもがっしりとした「セミコピータイプ」の体型をしています。無駄のない美しい筋肉を持ち、脚は長く、尻尾はムチのように先端に向かい、細くなっています。顔の特徴としては、ゆるやかなクサビ型の頭に短めの鼻、大きな金銅色の瞳が挙げられます。大きな瞳は1ペニー硬貨のサイズとも言われます。

③毛色

ボンベイの毛色は短毛のブラックのみとなっており、模様はありません。被毛はなめらかでシルクのような手触りをしており、エナメルのような美しい艶があります。

ボンベイの性格は?

ボンベイ、見つめる、寝そべる


ボンベイは、バーミーズから受け継いだ愛情深さとアメリカンショートヘアー譲りの明るい性格を持っている猫です。1人に執着するのではなく、家族の輪に入ってコミュニケーションを取りたがるような活発で社交的な性格をしています。環境の変化にもすぐ適応することができるので、小さい子供や他のペットともすぐに打ち解けることができるでしょう。

ボンベイの歴史や起源

ボンベイ、2匹、全身


ボンベイは、キャットショーで何度も受賞した経歴のあるニッキー・ホーナーという繁殖家によって生み出されました。ホーナーはアメリカのケンタッキー州のキャッテリーのオーナーで、1950年代に彼女が「自分の遺作として最高の猫を作りたい」と考えたのがボンベイの誕生のきっかけです。そして、黒豹のような真っ黒で美しい猫を作り始めました。
しかし、理想的な品種として定着するまでの道のりは非常に険しいものでした。
まず、ホーミーはチャンピオン猫であるセーブルのバーミーズと金色の瞳を持ったブラックのアメリカンショートヘアを交配させました。しかし、生まれた子猫は期待通りには行かずに失敗に終わります。その後の1965年、ホーミーは熟慮して選んだバーミーズのオスとアメリカンショートヘアのメスを交配させ、その翌年から1972年までの6年間で27頭の子猫を作り出します。その子猫は、バーミーズの艶のある被毛とアメリカンショートヘアのゴールドの瞳を持った黒猫として誕生しました。その後、この27頭の猫たちを土台にボンベイを増やし、品種改良を重ねていきます。残念ながら、バーミーズの繁殖仲間たちからは、ボンベイに対してあまり良い関心を得られず、協力してくれる繁殖家を探すことは難しかったようです。しかし、ホーナーは諦めずにボンベイを育て、選択繁殖をするためにたくさんの人たちから協力を得て個体数を増やしていき、ボンベイ愛好家クラブを設立します。そして1976年に、ついにアメリカの猫の登録団体CFAに公認猫種として認定されることになりました。それ以降の1980年代には多くの猫血統登録団体にも公認登録され、1988年以降は、ボンベイはアメリカのキャットショーで重要な賞を獲得するようになりました。こうして20年近くの試行錯誤を経て、今のボンベイの姿になっています。ボンベイという名前は、黒豹が生息するインドの都市名から名付けられています。

ボンベイの飼い方とポイント

ボンベイ、見つめる、アップ


美しい真っ黒な被毛と愛情に溢れた性格が魅力的なボンベイ。実際に飼う際にはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。ボンベイの飼い方やポイントについて詳しくご紹介いたします。

どんな人におすすめ?

ボンベイは誰にでも優しく接してくれる猫なので、小さな子どもがいる家庭や年配の方にもおすすめの猫です。また、人に対して愛情深く、相手にも愛情を求めるので、猫とたくさんコミュニケーションを取りながら育てたい人にとってはうってつけの猫種と言えるでしょう。

飼育環境について

ボンベイは活発で好奇心が強く、運動量が多い猫種です。高いところも好きなので、キャットタワーを用意するなど、上下運動ができる環境を用意してあげましょう。また、ボンベイは甘えん坊タイプなので、放って置かれると飼い主にかまってもらいたい気持ちから部屋を散らかすなどのいたずらをする時があります。ボンベイの飼育スペースには壊されて困るものを置かないようにしてください。加えてボンベイは活動的なので、部屋中のさまざまな所を駆け回ります。留守番させる際には、入って欲しくない場所には行けないように制限し、危険なものや誤食につながるようなものはしっかり片付けておきましょう。

食事・フードについて

ボンベイのペットフードを選ぶ際には、グレインフリー(完全穀物不使用)でヘルシーかつ動物性タンパク質が豊富に含まれているものを選ぶようにしましょう。ボンベイに限らず猫は元々、小麦や大豆、とうもろこしといった穀物類の消化が苦手です。穀物類を多く摂取してしまうことによって、アレルギーを引き起こしてしまう可能性もあります。
また、ボンベイは脚が長くスリムな体型をしているので、ハイカロリーなキャットフードを与えすぎてしまうと、肥満状態になり見栄えが悪くなってしまいます。そのためヘルシーで消化のいいキャットフードを与えるのがおすすめです。加えて運動量が多いボンベイにはエネルギーの源となる動物性タンパク質が必要不可欠です。以上の3点を意識した上でキャットフードを選ぶようにしましょう。ボンベイは太りやすい体質をしているので、餌の与えすぎには注意してください。

お手入れについて

ボンベイのお手入れは、週2〜3回のブラッシングで十分です。ボンベイのような短毛種の猫をブラッシングする際には、柔らかいシリコンでできているラバーブラシを使うと、皮膚を傷つける心配がなく安心です。

ボンベイと黒猫の違いは?

ボンベイ、睨みつける


ボンベイは真っ黒な猫ですが、一般的な黒猫とどんな違いがあるのでしょうか。まずは瞳の色で見分けることができます。ボンベイの目は丸くて大きく、金銅色のみの個体しか存在しません。それに対して黒猫は、グリーンやヘーゼルが基本色で、まれに金銅色をしている個体も存在します。さらに毛色でも違いがわかります。ボンベイの毛色は全身が真っ黒で、エナメルのような艶があります。それに対して黒猫は、小さな白斑があっても、体の基本色が黒であれば認められます。また、ボンベイは肉球や鼻も真っ黒なので、どこか1ヶ所でもピンク色の部分があれば、それは黒猫となります。尻尾の形に関しても、ボンベイのしっぽは真っすぐで長いのが特徴なので、カギしっぽや短い尻尾の場合は別の黒猫となります。このように、ボンベイはいくつかの固有の特徴をもった純血の猫であるのに対し、体全体が黒い毛色であれば、品種に限らず黒猫に分類されるという分かれ方になっています。

ボンベイのかかりやすい病気

ボンベイ、上を見る、スタジオ

尿石症

尿石症とは、尿管や腎臓、尿道や膀胱に砂や石ができてしまう疾患です。ミネラルの摂りすぎや、ビタミンや水分の不足、ストレスなどが原因で発症します。尿に血が混ざっていたり、頻尿になるなどの症状が見られた際は、尿石症を疑いましょう。

歯周病

歯肉炎が深いところに浸食した状態を歯周病といいます。口臭がきつい、歯肉から出血するなどの症状が見られたら歯周病を疑ってください。歯周病は歯垢の中の細菌が原因となって起こるので、自宅での歯のケアを十分に行うようにしましょう。バーミーズが比較的歯科疾患にかかりやすいことから、ボンベイも歯周病などにかかりやすい傾向があります。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓が厚くなりすぎて心臓の機能が低下する心臓病の1つです。中年以降に多く見られる遺伝子の病気であり、現状完治させることはできません。ボンベイのもうひとつの祖先猫であるアメリカンショートヘアは肥大型心筋症の好発猫種として知られています。そのため、ボンベイも気をつけるべき病気です。
初期は無症状ですが、進行すると食欲不振・呼吸困難・舌が青紫になる・後ろ足の麻痺などが表れます。心不全なども起こってしまい、突然死の可能性もある非常に怖い病気です。心雑音や気になる症状が表れた場合は、直ちに病院へ行きましょう。

ボンベイと長く過ごすなら、ペット保険に入るのが安心

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ボンベイは他の猫種と比べると比較的丈夫な猫ですが、バーミーズとアメリカンショートヘアから生まれたため、それぞれが発症しやすい病気を引き継いでいることが多いです。
また、突然の病気で、高額な手術代がかかる可能性もあります。そのため、ボンベイを安心して育てるためには、もしもの時に備えてペット保険に入ることがおすすめです。高額になりがちなペットの診療費に備えることで、いざという時に十分な治療を受けさせることができます。

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ペット保険「いぬとねこの保険」なら、補償内容や保険料などのニーズに合わせて、保険を選べます。

まとめ

ボンベイ、全身


黒豹のように美しい黒い被毛と人懐っこく甘えん坊な性格が魅力的なボンベイ。ボンベイは比較的丈夫な猫ではありますが、祖先猫がかかりやすい病気には気をつけなければいけません。ペット保険に加入することで、もしもの時に安心して治療ができます。ペット保険にはさまざまなプランがあり、どれも補償内容が異なるので、ボンベイがかかりやすい病気を理解し、必要性に応じたペット保険を選べるようにしましょう。

アルファ動物病院院長鍋島先生

監修獣医師

鍋島淳 (アルファ動物病院院長)

東京大学卒業後、同大学付属動物病院にて研修。
1979年東京都葛飾区に動物病院を開院、院長に。現在に至る。
東京都獣医師会所属。

<アルファ動物病院>

猫種分類表

猫は猫種によってサイズによって保険料のちがいはございません

下記は大まかな猫種を記載させていただいておりますが未記載の猫種であっても保険料は同じです。

猫種