基本情報 | 日本ペット少額短期保険
これからペットとの生活を始める方、ペット保険への加入をご検討の方へ
「ペット保険」とは、どのような保険なのかペット保険の歴史や、
ペット保険で補償される範囲、加入できるペットなどを詳しくご紹介します。
「ペット保険の基本」はペット保険全般を説明したもので、
弊社ペット保険「いぬとねこの保険」を説明したものではございません
ペット保険の歴史と普及
ペット保険はもともと1947年英国発祥で、加入率も約30%程度といわれており、最も加入率が多いのはスウェーデンの約50%です。
一方日本はというと、おおよそ5~7%程度といわれております。
日本のペット保険の加入率・普及率が高くないのは、歴史がまだ浅いということが挙げれらます。
日本のペット保険の歴史は1980年代ごろから無認可共済という形でスタートされていましたが、監督省庁や根拠法がないため、保険金の支払いや経営破たんなど、問題やトラブルも少なくなくありませんでした。
その後2005年の保険業法改正により、ペット保険・ペット共済は無認可での運営はできなくなり、2年の移行期間をもって2008年に施行された改正保険業法により、免許を伴う保険会社か少額短期保険業者のみの取り扱いとなりました。
2020年11月現在では20社がペット保険を取り扱っており、毎年順調な発展をしております。
ペット保険はどんな保険?
大切なペットがケガ・病気になってしまった場合の動物病院での診療を補償するのがペット保険です。
犬猫などのペットは、人間のように健康保険制度はありません。
診療費は100%飼い主の自己負担になってしまうため、加入していると補償割合や補償範囲に応じ、保険金が受け取れます。
ペット保険は、ペットにも家計にも優しい保険です。
補償対象範囲
ペット保険は加入後に起きた、病気・ケガに備えることを目的とした保険です。加入前からの病気・ケガ、病気・ケガではない去勢・避妊手術や、治療ではない予防接種や健康診断も補償対象ではありません。
支払対象とならない主なケガ・病気の事例※
乳歯及び歯牙に関する処置、歯石取り、断耳、断尾、美容整形手術、声帯の除去、停留睾丸、睫毛乱生、涙やけ、臍ヘルニア、鼠径ヘルニア、膝蓋骨脱臼、股関節形成不全症、レッグペルテス、てんかん、チェリーアイ、気管虚脱、不正咬合、肛門腺しぼり 犬パルボウイルス感染症、ジステンパー感染症、犬パラインフルエンザ感染症、犬伝染性肝炎、伝染性咽頭気管支炎(アデノウイルス2 型感染症)、コロナウイルス感染症、レプトスピラ感染症黄疸型、レプトスピラ感染症カニコーラ型、フィラリア感染症、狂犬病、犬ノミ・ダニ感染症 猫汎白血球減少症、猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)、 猫白血球ウイルス感染症、猫免疫不全ウイルス感染症、猫ノミ・ダニ感染、等
なお、支払対象とならない主なケガ・病気はペット保険各社によって異なります。正確な情報は各ペット保険会社にお問い合わせの上、お客様ご自身で必ずお確かめください。
加入できるペットは?
ペット保険会社により、加入できるペットは異なります。
各社共通で犬と猫が主に加入できるペットとなりますが、保険会社によってはその他のペット(鳥・ハムスター・フェレット・爬虫類など)も加入できます。
犬・猫
その他(鳥・ハムスター・フェレット・爬虫類など)
加入年齢と更新年齢
生後30日以上から加入が出来、7歳〜9歳くらいから加入が難しくなります。
犬猫の平均寿命を考慮し更新可能年齢も検討すると良いでしょう。
また保険会社により加入できる年齢・更新できる年齢がことなります。各社のパンフレット・HP他をご確認ください。
補償の種類はいくつあるの?
種類は主に4つの補償
一般的なペット保険の補償の種類は通院・入院・手術、任意加入の個人賠償責任保険の4つです。いぬとねこの保険では4つの補償は対象になります。
また、ペット保険会社によって、火葬費用補償特約などユニークな特約が付帯できる場合もございます。
通院
動物病院での診療治療・処置費用、処方薬代など
入院
点滴治療での入院や手術後の入院などの入院費用
手術
手術費用・手術時の麻酔費用など
個人賠償責任
噛みつきで第三者にケガを負わせた場合やペットがものをこわしてしまった場合の所有者への賠償
ペット保険は、上記の4つの補償についてニーズに合わせて以下のような補償の種類を選ぶことができます。
- 通院・入院・手術補償フルカバー型
- 手術特化型(手術だけ或いは手術にまつわる入院・通院)
- 通院特化型
- ケガ特化型
日本ペット少額短期保険のプラチナプランは通院・入院・手術補償フルカバー型、ゴールドプランは通院特化型、パールプランは手術特化型、です。
日数制限・回数制限、日額制限って?
一般的なペット保険には日数制限・日額制限の設定があります。
具体的には以下のような内容です。
①日数制限・回数制限とは
契約期間内での補償日数に制限があることをさします。
例えば契約期間内で通院20日、入院30日、手術が年間で2回までが対象になることなどです。
②日額制限とは
1日当たりの上限金額のことです。
例えば契約期間内で1日あたり通院費用10,000円、1日あたり入院20,000円、手術費用100,000円で2回までが対象になることなどです。
日本ペット少額短期保険のいぬとねこの保険のプラチナプラン、ゴールドプランは日数制限・回数制限、日額制限がないペット保険です。
免責金額って?
保険金をお支払いする際に、お客様に自己負担いただく金額のことです。
免責金額の設定があるペット保険では、ケガ・病気の治療事故の際には診療費から免責金額(自己負担額)を差引いた金額を保険金としてお支払いします。
商品により、1事故に対しての免責か1請求に対しての免責かに違いがある場合がございます。詳しくは各保険会社までお問い合わせください。
例
10万円の手術代がかかって80%プラン 免責14,000円だった場合
10万円×80%=80,000円
80,000円-14,000円=66,000円
上記例は免責金額のあるペット保険の保険金請求の一例です。免責金額の適用範囲は保険会社により異なります。
日本ペット少額短期保険のいぬとねこの保険は、全プラン免責金額はございません。
保険期間や待機期間
ペット保険は、保険会社によって補償の開始が異なりますので各社確認することが重要です。また待機期間中は補償が制限されることがございます。
ペット保険の保険期間例
責任開始日と契約日は各ペット保険会社によって定義が異なりますので、必ずお客様ご自身でご確認ください。
待機期間は各ペット保険会社によって定義が異なりますので、必ずお客様ご自身でご確認ください。
待機期間:多くのペット保険には、ご契約後ある一定期間を免責(補償の対象外)とする待機期間が存在します。待機期間内の診療費は、補償期間中であっても補償されません。
責任開始日:保険会社が加入者に対して補償を開始する日(ただし待機期間中は免責となります。)
契約日: 保険期間が始まる日。
ペット保険の保険金請求方法の種類
請求方法は、主に3種類あります。
① 診療後に郵送で保険金請求原則(診断書不要)
一度全額支払い、保険会社連絡と請求書類郵送で指定口座に保険金が振り込まれます。
いぬとねこの保険はこのタイプです。
ケガや病気になる
動物病院で診療を受ける
診療費を一時的に全額支払う
1ご請求書類、2診療明細書
2点を郵送
審査後に指定口座へ振込
② 診療後に郵送で保険金請求(診断書必須※2)
一度全額支払い、保険会社連絡と動物病院での診断書を書いてもらい、請求書類郵送で指定口座に保険金が振り込まれます。
ケガや病気になる
動物病院で診療を受ける
動物病院にて保険会社指定の
診断書を獣医師に記入してもらう
診療費を時的に全額支払う
1ご請求書類、2診断書、3診療明細書
3点を郵送
審査後に指定口座へ振込
③ 病院窓口での精算
提携病院※2での診療の場合、支払の際に補償に応じた差額を支払う。
提携外の病院の場合は①・②のどちらかになります。
ケガや病気になる
動物病院で診療を受ける
動物病院で規約内容に
応じた差額分を支払う
ペット保険会社の種類
種類 |
損害保険会社 |
少額短期保険会社 |
ペット保険会社数 |
5社 |
11社 |
監督省庁 |
金融庁 |
財務局 |
法律で定められた最低資本金額 |
10億円以上 |
1000万円以上 |
保険契約者保護 |
保険契約者保護機構の対象 |
保険契約者保護機構の対象外 |
2020年11月現在、ペット保険を取り扱っている会社は16社ありうち4社が損害保険会社 11社が少額短期保険会社です。
少額短期保険は損害保険契約者機構の対象外となっておりますので、万一少額短期保険会社が破たんした場合には、お客さまのご契約が途中で終了してしまう可能性がございます。
保険会社が破たんするケースは主に2つです。
- 保険料の運用の失敗
- 1回の事故で巨大な支払が生じるような契約の引受
そこで金融庁は、こういった過去の経緯を踏まえて、下記 1)~4)のように少額短期保険業者が簡単に破たん しないように、供託金の義務化や法律にて業務の範囲を最小限に抑え契約者保護を図っております。- 法務局への供託金の義務化(1000万円以上)による契約者保護
- 長期保険の禁止(保険期間は2年以下)
- 保険料運用の規制(預貯金(外資建を除く)、国債・地方債に限定)
- 1保険契約あたりの上限は1000万円まで