ペット保険とは
ペット保険とは何か
ペット保険とは、主に犬・猫が加入でき、ケガ・病気で動物病院にて通院・入院・手術などの診療を受けた場合にかかった医療費を限度額や一定割合の範囲内で補償する保険です。
保険会社によっては、鳥・爬虫類・ハムスター・うさぎ・フェレットも対象となります。
人間は、公的健康保険制度が存在し加入していれば、診療費・薬代も3割負担で、高齢者は2割負担となっています。
一方ペットのケガ・病気の治療にかかった医療費は、100%飼い主の自己負担となってしまい、大きな家計の負担にもなります。
大切なペットに十分な治療を受けさせ、家計の負担を減らすためにペット保険への加入者が増えています。
ペット保険の必要性
ペット保険への加入は、高額になりがちなペットの診療費へ備えることで十分な治療を受けさせてあげるために必要と考えれられています。
東京都の平成18年度「犬の飼育実態調査」によると、犬を飼う方々のうち、65%以上が3万円以上、24%以上が6万円以上、16%以上が10万円以上、5%以上が20万円以上の診療費を1年間で出費しています。手術などの大掛かりな治療になれば、50万円以上する場合もあり、突然の出費としては大きな痛手となるケースもあります。
こうした出費に貯金で備える方もいらっしゃいますが、併せてペット保険の検討する必要性もあるといえるでしょう。
ペット保険とは何か
ペットの診療費が高額な大きな理由は、公的健康保険制度がなく、飼い主が100%自己負担しなければならないところにありますが、近年では、ペットの高齢化と高度医療の発達が拍車をかけています。
犬・猫は大きさや種類によって平均寿命は異なりますが犬で12年、猫で14年程度まで平均寿命が延びています。長くペットと暮らせることはうれしいことですが、晩年は、心臓病や痴ほう・関節疾患など人間が高齢になると罹患しやすい病気にかかります。
これらは薬代や治療費も高額であるため、ペットの診療費が高額になる一因となっています。
獣医療の向上により受けられる治療が増えたことなどが挙げられます。高度な設備を有した二次診療施設で手術を行なうケースも増えており、飼い主さんが選択できる治療法は以前に比べて明らかに多くなっています。
初診料・切開手術・入院など 合計142,000円
治療項目 |
単価 |
数量 |
金額(円) |
初診料 |
1,000 |
1 |
1,000 |
レントゲン検査 |
4,000 |
2 |
8,000 |
血液検査 |
9,000 |
1 |
9,000 |
注射料 |
1,000 |
3 |
3,000 |
切開手術 |
100,000 |
1 |
100,000 |
点滴治療 |
3,000 |
3 |
9,000 |
入院料 |
4,000 |
3 |
12,000 |
合計142,000円 |
初診料・内服液・皮下注射など 合計26,800円
治療項目 |
単価 |
数量 |
金額(円) |
初診料 |
1,000 |
1 |
1,000 |
再診料 |
500 |
1 |
1,000 |
毛刈り処置料 |
1,000 |
1 |
1,000 |
皮膚検査 |
800 |
1 |
800 |
処方料 |
500 |
1 |
500 |
内服液 |
6,000 |
2 |
12,000 |
薬用シャンプー |
3,000 |
2 |
6,000 |
皮下注射 |
1,200 |
1 |
1,200 |
フィラリア検査+採血料 |
1,000 |
1 |
1,000 |
フィラリア予防薬 |
900 |
1 |
900 |
合計26,800円 |
ペット保険はどのようにして選べばいいのか
犬猫の医療費が高額になっていく中、ペット保険はどのようにして選んでいけばよいのでしょうか。
まずは、愛犬・愛猫が純血種である場合はそれぞれが必ず気を付けなくてはいけない病気やけがを把握しましょう。
長期の通院が必要になる皮膚炎や外耳炎にかかりやすい犬種であれば、日数限度がないペット保険が良いと考えられます。
また猫のように、あまりけが・病気になりづらく、長期でかけ続けることを前提とする場合は、プランを少し落として保険料をおさえたり、継続割引・無事故割引があるペット保険がよいでしょう。