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ゴールデンレトリーバーの保険 | 性格や飼い方のポイント・注意点を紹介

ゴールデンレトリーバーは、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(以下JKC)の2019年飼育頭数ランキング飼育頭数は13位で、大型犬で分類される純血種としては、日本で最も飼育されている犬種です。ゴールデンレトリーバーも他の犬種と同じように怪我や病気になることもあり、今後の医療費を考えペット保険を選ぶ際には、犬種ごとの性格・身体的特徴・かかりやすい病気などを把握しておくことが大切です。

ゴールデンレトリーバー

性格・身体的特徴・人気の理由・飼い方

ゴールデンレトリーバーは大型犬の中でも最もポピュラーな純血犬種で、日本のみならず海外でも根強い人気を誇っています。詳しくゴールデンレトリーバーを知っていただくために、性格・身体的特徴・人気の理由・飼い方をまとめました。

基本的性格

大型犬の代表格ともいえるゴールデンレトリーバーは、もともとガンドッグと呼ばれる鳥狩猟で仕留めた獲物を回収する役目を果たしていました。たとえ冷たい水の中でも果敢に飛び込み、力強く泳いで獲物を回収する、とても勇敢で従順な性質があります。学習能力も高く忍耐強くもあり、さらに明るく好奇心旺盛で非常に温厚な性格をしています。

そのため大型犬ではありますが、子供たちでも接しやすいことから家庭犬としても飼いやすいといわれています。また、この穏やかな性格と性質を活かし、介助犬をはじめ盲導犬や警察犬など幅広く活躍しています。

身体的特徴

綺麗なゴールドの毛並みが特長ですが、ゴールデンレトリーバーにはイギリス原産とアメリカ原産の2種類がおり、毛色と体の大きさが若干異なります。
イギリス原産は全体的に白い毛色なのが特長的で、アメリカ原産はゴールドやクリーム色の毛色が見られます。体格については、イギリス原産の方が骨太でがっしりとした体格です。アメリカ原産は全体的にスタイリッシュな体格をしています。体重差はそこまでなく、平均的な理想体重は雄(オス)が29kg~34kg、雌(メス)は24kg~29kgです。被毛はダブルコートです。

体高

ゴールデンレトリーバーの体高の目安は以下のとおりです。

  • オス:約56〜61cm
  • メス:約51~56cm

人気の理由・飼い方

性格が穏やかでとても人懐っこいため飼いやすい犬種として根強い人気があります。体は大きいですが性格が温厚なので、子供のいる家庭でも多く飼育されています。また日に当たるとキラキラ輝く美しい毛並みも魅了する理由といえるでしょう。

飼い方の注意点としては、もともと鳥狩猟として活躍してきたため、運動量をしっかり確保しましょう。好奇心も旺盛なので日常の散歩に加え、ドッグランでのフリスビーやアジリティーを行うのも良いでしょう。ただし、膝や腰の関節があまり強くなく、体が大きいため負担がかかりやすいです。フローリングや滑る床など特に室内での運動は控えるようにしましょう。

温厚な性格であるとはいえトレーニングは必要です。周囲の人や音に慣れずにいると周囲へ警戒心を抱き、不慮の噛みつきなどの大きな事故を引き起こしてしまうケースもあります。また陽気な性格のため、興奮すると抱きついてくることもあります。立ち上がると大人と同じくらいの高さになり、体重も20kg~30㎏ありますので、子供と犬が一緒にいるときは大人が目を離さないようにしましょう。大型犬であることを忘れずに十分注意しましょう。

かかりやすい病気・ケガ

ゴールデンレトリーバーでは、大型犬に好発しやすいとされている関節系疾患をはじめ、以下の病気・ケガが起きやすいと言われています。
大型犬は、小型・中型犬と比べ寿命が短く病気やケガへは、早めのケアが必要ですので、予防するうえでの参考にしていただければ幸いです。



皮膚炎

特にアレルギー性皮膚炎とマラセチア性皮膚炎が好発します。ハウスダスト、花粉、食物などがアレルゲンとなり発症します。慢性の再発性の痒みが特徴です。 マラセチア性皮膚炎は、皮脂が多い犬種や、皮脂が多い状態が続くと、皮膚で異常増殖が起こり、皮膚炎を引き起こします。皮膚炎と外耳炎を同時に発症することが多いので要注意です。


腫瘍

様々な腫瘍を発症しやすく、とくに悪性リンパ腫(悪性腫瘍)、肥満細胞腫(悪性腫瘍)、皮膚組織球腫(良性腫瘍)、黒色腫(メラノーマ)(悪性と良性がある)、心臓腫瘍(血管肉腫)、乳腺腫瘍が好発します。老齢期に多発しますが、稀に幼犬や成犬期でも発症することもあります。


大動脈狭窄症

遺伝性疾患とも考えられていますが、大動脈弁の部位が狭窄し血液が流れにくくなる病気です。病状が進行すると二次的に左心室が肥大し、それにより他の心疾患や突然死に至るケースがあります。

ゴールデンレトリーバーのお世話の基本

飼い主と触れ合うゴールデンレトリーバー


ゴールデンレトリーバーを飼う際は、フードの管理や運動量の確保、こまめなお手入れを徹底しましょう。ここでは、ゴールデンレトリーバーをお迎えするうえで知っておきたい、お世話の基本について解説します。

フード

ゴールデンレトリーバーは食欲旺盛であるため、食べ過ぎに注意が必要です。運動量が多いからといってフードやおやつをあげすぎてしまうと、肥満になってしまいます。上から見てウエストのくびれがわからない場合は、太り過ぎの可能性が高いです。

適正体重をキープできるよう、フードは必ず量を測って与えましょう。また、可愛いからといっておやつをあげすぎたり、人間の食べ物をあげたりしないようにしましょう。

お散歩

ゴールデンレトリーバーは非常に活発であり、毎日十分な運動量を確保することが大切です。お散歩は1日2回、1回あたり30分〜1時間程度が目安です。

また、定期的にドッグランに連れて行ったり、フリスビーやフライボールといったドッグスポーツを取り入れたりするのもおすすめです。

ただし、過度な運動は関節や心臓に負担を与えてしまうため注意しましょう。特に、成長期に運動をさせてしまうと、関節障害を発症するリスクが高まります。

ケア

ゴールデンレトリーバーはダブルコートで抜け毛が多いため、こまめなお手入れが欠かせまん。特に、換毛期は多くの毛が抜けるため、毎日の入念なブラッシングが必要です。

換毛期以外でもアンダーコートが抜けやすいため、定期的にスリッカーブラシでブラッシングを行いましょう。ブラッシングを怠ると、皮膚の通気性が悪くなって皮膚炎を発症する可能性があります。

また、月に1回ほどシャンプーをして皮膚を清潔に保つことも大切です。

ゴールデンレトリーバーに必要な補償内容

肥満細胞腫瘍で「入院5日間、通院5日間、手術1回」が必要になった場合

傷病別の必要な補償内容

腫瘍

悪性リンパ腫(悪性腫瘍)、肥満細胞腫(悪性腫瘍)、皮膚組織球腫(良性腫瘍)、悪性と良性がある黒色腫(メラノーマ)、心臓腫瘍(血管肉腫)、乳腺腫瘍と様々な腫瘍が好発します。治療としてはやはり摘出手術を行うケースが多く、治療費は数十万と高額な費用がかかります。その後の経過確認の通院や転移する可能性もあるため、診療全体をカバーするのであればフルカバータイプ、高額な手術だけでよい場合は補償限定型のペット保険でもよいでしょう。腫瘍に関する手術については回数制限を設けているケースもあるので要注意です。また、治療も長期的になることが想定されるので、限度日数や限度回数のないペット保険をおすすめします。

皮膚の病気

特にアレルギー性皮膚炎とマラセチア性皮膚炎が好発します。慢性の再発性の痒みが特徴的です。また皮膚炎と外耳炎を同時に発症することが多いので治療が長期的になるケースもあります。長期的な治療や再発のリスクを考慮すると、限度日数や限度回数のないペット保険が良いと言えます。

ペット保険の選び方のポイント

ペット保険の選び方のポイント

年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ

子犬(0-1歳)

ゴールデンレトリーバーのこの時期は体力もあり非常に活発ですが、大動脈狭窄の症状も現れることが多いと言われています。肥満・室内での運動・過度な運動には十分注意しましょう。

成犬(1歳- 6歳)

この時期より皮膚炎が好発しやすくなり、ゴールデンレトリーバーに多く認められる皮膚炎は再発もしやすいので発症したらしっかりと治療を行いましょう。また腫瘍の症状が出てくる時期でもあるので、早期発見・治療につなげるためにも健康チェックや定期的なケアはしっかりと行うことが大切です。

老犬(7歳以降)

他の犬種と同じように緑内障や白内障など、目に症状が出てくるようになります。眼の不調により性格が攻撃化してしまうケースもあるので、物を眼で追わなくなった、よくぶつかるようになったなど思い当たることがあればすぐに病院で診てもらいましょう。また肥満の場合は、心臓や関節に負担をかけてしまうので、食事コントロールもしっかりと行いましょう。

まとめ

芝生を駆けるゴールデンレトリーバー


ゴールデンレトリーバーは、穏やかで優しい性格と知能の高さから、人間の良きパートナーとして愛されてきた犬種です。大型犬の中でも比較的飼いやすい犬種ですが、十分な運動量の確保や食事管理、こまめなお手入れが欠かせません。

また、関節系疾患や皮膚炎、心臓病といった病気にもかかりやすいため注意が必要です。体調変化を見逃さないよう日頃から愛犬の様子を観察し、異変を感じたらすぐに動物病院を受診してください。万が一の病気やケガのリスクに備え、ペット保険への加入も検討しましょう。